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ドイツ車の名前は排気量じゃない!? 「C200」なのに1.5リッター「118i」は1.5リッターで「318i」は2リッター! 最新版 表記のルールとは?

ひと昔前と違いエンジン排気量とグレードを表す数字が合わなくなっている

 メルセデス・ベンツやBMW、アウディというドイツ・プレミアムブランドの車名を見ると、英語と数字で表記されたモデル名が多いことに気づきます。

メルセデス・ベンツ「C200」アバンギャルド。150kW(204馬力)を発生する1.5リッター直4ターボエンジンを搭載
メルセデス・ベンツ「C200」アバンギャルド。150kW(204馬力)を発生する1.5リッター直4ターボエンジンを搭載

 国産車の「カローラ」や「スカイライン」といった固有名詞のモデルと比較すると、どんなクルマなのかをイメージするのが難しいということもありますが、数字やアルファベットが大きくなればより上級モデルになり、末尾の数字が大きくなればエンジンのパフォーマンスが高くなるということがひと目でわかるというメリットもあります。これはドイツらしい合理的な考え方といえるでしょう。

 以前であれば、BMW「320i」は3シリーズの2リッターエンジン搭載モデル、「525i」であれば5シリーズの2.5リッターエンジン搭載モデルと、3ケタ数字の最初はシリーズ名、続く2つの数字が排気量を表していたため、グレード別の性能ヒエラルキーが非常にわかりやすくなっていました。メルセデス・ベンツも同様で、車名を表すアルファベット+3ケタのエンジン排気量で表されていました。

 ただし2022年のいまは、たとえばメルセデス・ベンツ「E200」は1.5リッターターボエンジン搭載、「E300」は2リッターターボエンジン搭載。BMW「116i」「118i」は出力は違いますがどちらも1.5リッターターボ、「318i」は2リッターターボと、数字部分とエンジン排気量が合わなくなっています。

 これは、ダウンサイジングターボが流行し始めた2000年代中ごろからはじまった現象です。

 自然吸気エンジン搭載モデルよりも、排気量が小さなターボエンジン搭載モデルのほうがより高性能になったため、ターボエンジン搭載モデルを自然吸気エンジン搭載モデルに換算した数字を、グレードの名に付けたところから始まっています。

 そんなモデルたちを分かりやすく覚える方法はあるのでしょうか。

 まずはメルセデス・ベンツを見ていきます。

 メルセデス・ベンツの乗用車の場合、A、C、E、Sとアルファベットが上がるほど車格が上がっていきます。またSUVは最初に「GL」が付き、その後にA、C、E、Sとセダン系と同じ順列でのラインナップになっていきます。

 またEQシリーズも基本的には同様で、車名の頭に「EQ」が付き、その後にA、B、C、E、Sが付きます。ただし、EQシリーズの場合、「EQA」「EQB」「EQC」はSUVなのに対し、「EQE」「EQS」はセダンタイプとなっています。

 アルファベットに続く数字は、以前だと搭載するエンジン排気量の違いを表していましたが、現在は基本的に出力の高いモデルは車名の数字が大きくなっています

 数字の後ろに付く英小文字の意味は、

・e:プラグインハイブリッド
・d:ディーゼル
・de:ディーゼルプラグインハイブリッド
※スターターとオルターネーターの機能を併せ持つISG搭載モデルなど、電気モーターは付いているが外部電源からの充電機能がないモデルは「e」は付きません
・Long:ロングホイールベースモデル
・4MATIC:四輪駆動モデル
・4MATIC+:可変トルク配分機能を持つ四輪駆動モデル

というルールになっています。

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