BMW「iX」が最も優れたカーデザインに選ばれた理由とは? 次世代を見据えた独創的な意匠が高評価を獲得
「4シリーズ」に続いてBMW車が2年連続で受賞
その年に発表・発売された乗用車の中から、最も優れた1台を選出する「日本カー・オブ・ザ・イヤー」(以下、COTY)には、「デザイン」、「テクノロジー」、「パフォーマンス」、「K CAR」という4つの部門賞が存在します。
なかでも『VAGUE』が注目するインポートカーからは、秀でた内外装デザインを持つクルマに贈られる「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」に、BMWの電気自動車「iX」が輝きました。

43年の歴史を持つCOTYですが、デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーを選出するのは今回が3度目。そのうちBMW車は、2021-2022シーズンの「4シリーズ」に続き、2年連続での受賞となりました。
デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたiXのデザインキーワードは、大胆、モダン、最小限。それを象徴するように、フロントマスクにはBMWデザインのシンボルともいうべきキドニーグリルを大胆にあしらうことで個性を強調しながら、BMWのラインナップで最もスリムなヘッドライトを組み合わせることで、次の時代の到来を予感させます。
一方のリアデザインは、ヘッドライトと同様、薄くシャープなコンビネーションランプを採用してデザインの一体感を表現。さらに、エアロダイナミクスを追求したディフューザーの採用やワイドなリアトレッドにより、存在感をアピールしています。
そんなiXの見どころはインテリアにも。次世代モデルを想起させるエレメントが多数盛り込まれたコックピットには、BMW車で初めてメーターパネルと中央のディスプレイを一体化することでデザインを際立たせるとともに、湾曲させた“カーブド・ディスプレイ”とすることで操作性や視認性も追求しています。
さらに、BMW初採用となる6角形のステアリングホイールで革新性を表現したほか、厳選された物理ボタンとスリムなエアアウトレットでコックピット回りをスッキリとした印象に仕上げつつ、BMWならではの“iDriveコントローラー”を継承することで優れた操作性も実現しています。
そのほか、ヘッドレスト一体型シート、ゆったりとした室内空間を確保したリアシート回りなどにより、まるで上質なラウンジで過ごすようなリラックス空間を生み出している点にも注目です。
●革新的な取り組みが高く評価された
COTYを運営する一般社団法人 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、iXがデザイン・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した理由について、次のように発表しています。
「これまでのBMWデザインとは全く異なる世界観・方向性、リスクを恐れずに変化なくして新たな時代を作ることはできないという考え方で新たな境地を開いた。
垂直でほぼ全面的に囲い込まれたBMWキドニー・グリルなど、従来のデザイン言語を踏まえながら、革新的な取り組みを高く評価したという声が聞かれた。
またラウンジを彷彿させる優雅なインテリアについても従来の自動車の概念を覆すものという評価も集まった」
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iXは、BMWが「i3」以来、7年ぶりに日本市場へ投入した電気自動車。それだけに、デザインにとどまらず、パワートレインやコンセプトなど、すべての領域において次世代を見据えた開発がおこなわれている意欲作です。
なかでも、独創的なエクステリアとインテリアのデザインは、新世代の到来を予感させてくれるもの。COTYでの高評価も納得の出来栄えといえるでしょう。
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