VAGUE(ヴァーグ)

異国の地「南フランス」で体感するレクサス新型SUV「RZ」はどんなクルマなのか? 「自然に乗れる」新世代の運転体験とは

南フランスで体感するレクサス初のBEV専用モデル「RZ」とは

 レクサス初のバッテリーEV専用モデルとなる新型「RZ」は、2022年4月のワールドプレミアから注目を集めていた1台です。
 
 そんな新型RZですが、今回フランス南部にあるエクスアンプロヴァンス周辺を拠点に国際試乗会が開催されました。
 
 異国の地で操るレクサスのバッテリーEVにはどのような特徴があるのでしょうか。

電動化技術がもたらすレクサスらしいクルマをデザインや走りの面を体現する初のBEV専用モデル「RZ」にはどのような個性があったのか?
電動化技術がもたらすレクサスらしいクルマをデザインや走りの面を体現する初のBEV専用モデル「RZ」にはどのような個性があったのか?

 今回の試乗会は、なだらかな丘陵のブドウ畑に囲まれた有機農法のワイナリーに併設されたラグジュアリーホテル「Villa La Coste(ヴィラ ラ コステ)」を拠点に行われました。

 このホテルは、ワイナリーの他に美しい庭園や世界的に有名なアーティストによる作品が点在するのも魅力のひとつです。

 とくに日本人建築家の安藤忠雄氏の手掛けたアートセンターもあり、フランスにいながら日本をはじめとする世界各国のアートを体感出来ます。

 国際試乗会には、世界の国や地域のメディアが参加しており、筆者が参加した際には南アフリカや香港、シンガポールなどのジャーナリストも訪問していました。

 今回、フランス南部が選ばれた理由には、新型RZの開発テーマとなる「Natural」がこの地域の雰囲気にマッチしていること、さらに程よいワインディングが多いこと、そして前述の世界各国の有名アートとレクサスデザインの世界観が織りなす空間が試乗会の会場にピッタリということが背景にあるといいます。

 では、実際にフランスで体感する新型RZとはどのようなモデルなのでしょうか。

 レクサス初のBEV専用モデルとなり、電動化技術がもたらすレクサスらしいデザインや走りの面を体現することで、今後BEVを軸とするレクサスブランドへの変革の起点となるモデルです。

 では、第一印象を決めるデザインはどのような特徴となっているのでしょうか。

 フロントフェイスは、BEVならではのシームレスな加速感とトルクフルな躍動感を表現したといい、これまでレクサスのアイデンティティとなっていた「スピンドルグリル」から、グリルレス風のデザインに加えて更なる空力性能向上を目指すとして、新たに「スピンドルボディ」という塊感のある造形を採用しました。

 サイドは、フロントフェンダーからリアフェンダーまで続く力強い造形により躍動感ある走りをイメージさせるほか、リアは水平基調のデザインに加えて、現在のトレンドとなる一文字リアコンビネーションランプや、レクサスの新たな「ロゴ」を採用することで、後続車に対しても「レクサスらしさ」を主張しています。

 実際にフランスの街中で新型RZを見てもその存在感は際立っており、現地ユーザーの興味を惹いていました。

 インテリアでは、素材や装飾によるラグジュアリーな演出に頼らない、感性に響く空間づくりにこだわって開発が行われたといい、フロントシートでは低く配置したインパネにより視認性ある空間に。ドライバーズシートではレクサスの「人間中心の思想」によるコックピットデザイン「Tazuna Concept」に基づき、人が馬を操る際に使う手綱を意識しており、実際に運転をしていても自然な操作が出来るレイアウトになっています。

 またドアの開閉に連動してドアトリムに光の陰影が投影される「陰影イルミネーション」を採用したほか、上質さと心地よさを感じさせるシート表皮「ウルトラスエード」により、長時間運転しても疲れを感じません。

レクサス初のBEV専用モデルとなった新型「RZ」だが海外メディアからの評価も高い
レクサス初のBEV専用モデルとなった新型「RZ」だが海外メディアからの評価も高い

 さらにインテリアにおいて特徴的なのは、新型RZでは従来の円形ステアリングに加えて、「ステアバイワイヤシステム」による新たなステアリング(ワンモーショングリップ)を採用したことで、ステアリング操作の常識を変えた点です。

 ワンモーショングリップの特徴は、ステアリング操舵角を約±150度(開発時)に設定することで、交差点やUターン、車庫入れ、ワインディングなどの運転シーンにおいて、ステアリングを持ち替える必要のない運転操作とすることでドライバーの負荷を大きく軽減しています。

 初めてワンモーショングリップを体感すると、これまでと違う操作性により違和感を覚え走り出すと戸惑いますが、ある程度走っていけば慣れてきます。

 しかし、次第に慣れない左ハンドルに加えて欧州などに多い「ラウンドアバウト(環状交差点)」といった、日本には馴染みのない道などではステアリングの角度をどの位置で保てば良いのかといった新たな違和感が芽生えました。

 それでもレクサスの新たな提案となる「ステアバイワイヤシステム」は新型RZを語る上で欠かせないアイテムですので、早急な市場導入を期待したいところです。

 今回参加した他の海外メディアからもステアバイワイヤシステムのインパクトや技術力の高さが評価されたといい、「今すぐ売ってほしい」という声が聞かれたといいます。

 しかし、ワンモーショングリップ(ステアバイワイヤシステム)の発売は円形ステアリング仕様よりも遅れるといい、新型RZのアシスタントチーフエンジニア・東山優之氏は次のように話しています。

「ステアバイワイヤシステムの導入は少しお時間を頂く形となります。それは、簡単に言えば低速域の違和感を払拭するためです。

 もちろん、違和感は人によって違うのは理解していますが、もっと『レクサスらしい』『レクサスとして違和感のない』という部分を追求するためにいま作り込んでいます」

Next気になる新型RZの走りはどうなのか? 慣れないフランスの地で体感した「自然な乗り心地」とは
Gallery 【画像】南フランスで風とレクサス新世代を象徴する「RZ」を体感! その魅力を写真で見る!(33枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

RECOMMEND