注目のSUVタイプ電気自動車 VW「ID.4」は走ってみてどう? VWらしい“質実剛健”さはEVでもあるのか
日本に導入されたVW「ID.シリーズ」第1弾
フォルクスワーゲン(VW)は電動車ブランドの「ID.シリーズ」を立ち上げ、2020年に欧州で発売したコンパクトハッチの「ID.3」を皮切りに、2021年には欧米や中国市場に向けてクロスオーバーSUVの「ID.4」とSUVクーペの「ID.5」を投入しました。
さらに、中国市場向けの7シーターの「ID.6」や、欧州で「ID.BUZZ」を発売するなど、ラインアップを充実させてきました。この4月にはアッパーミドルサルーンの「ID.7」もワールドプレミアしたところです。
その中から、日本にまず導入されたのが、2021年に「ワールド カー オブ ザイヤー」を受賞したことでも知られる世界戦略車の「ID.4」です。

欧州では先に登場した「ID.3」よりも、ID.4の導入を優先したのは、生産の都合もあるでしょうし、おそらく人気モデルの「ゴルフ」との競合を避けることや、日本では「T」の名の付く小型SUVの人気が高いことから、SUVテイストのあるID.4が相応しいという判断があったものと思われます。
ID.4のスタイリングはあくまでVWらしく控えめながら、内燃エンジンを搭載する一連のVWのラインアップとは異質のアスリートのプロポーションを想起させる筋肉質なフォルムが印象的です。「自然」から着想を得たという、わずか0.28という優れたCd値を達成したクリアで流れるようなデザインが特徴です。
ボディサイズは4585mm×1850mm×1640mm、ホイールベースは2770mmで、VWグループがこのクラスのBEVのために専用に開発したプラットフォームである「MEB」を採用しています。
駆動用バッテリーは前後の車軸間にレイアウトされていて、全長のわりに長めのホイールベースと短めのオーバーハングを持ち、「オープンスペース」と呼ぶ広くてフラットな室内空間を実現しています。後席はヒップポイントが高めに設定されているおかげで見晴らしがよく開放的で、荷室も543~1575リッターという大きな容量が確保されています。
インテリアは遊び心を感じさせるようカラーコーディネートされていて、インフォテイメント系には12インチのタッチディスプレイを備えた最新世代のものが与えられています。
センターコンソールとつながっていないダッシュパネルはあたかも宙に浮いているように見えます。今回の「Pro」には調整幅の大きい前席パワーシートや広大な開口面積を誇るパノラマガラスルーフが標準装備されます。
内燃エンジンを搭載するVW車は前輪駆動が主体のところ、MEBプラットフォームはリア駆動である点もポイント、これにより高い操舵性とトラクション性能を実現しています。重量物であるバッテリーはキャビンの下に搭載されているので、車両の低重心化と最適な車両の重量バランスを両立しています。
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