注目のSUVタイプ電気自動車 VW「ID.4」は走ってみてどう? VWらしい“質実剛健”さはEVでもあるのか
高性能版「ID.4 Pro」は航続距離が618kmに延長
本稿執筆時点で日本に導入されているのは、高性能版の「Pro」と出力とバッテリー容量を抑えてリーズナブルな価格を実現した「Lite」の2種類で、発売時にはそれぞれ「ローンチエディション」が設定されました。

駆動モーターの出力は、今回試乗したProで150kW(204ps)、バッテリー容量は77kWhとなっていて、WLTCモード航続距離は、発売時から早くも延びて、最新版では618kmにも達しています。
一方のLiteは、それぞれ125kW(170ps)と52kWhで435kmとなっています。なお、海外ではAWDのさらなる高性能版が存在しており、将来的には日本にも導入される可能性もありそうです。
Proで0-100km/h加速が8.5秒というと、それほど速さを訴求するタイプのBEVではないように見受けられますが、実際にドライブすると発進加速はなかなか俊敏です。
踏み込んだときの後ろから押し出してくれるような感覚はリア駆動ならでは。静かさでなめらかな走りに加えて、低速から中速域にかけての伸びやかで力強い加速フィールも気持ちがよいものです。
エコ、コンフォート、スポーツ、カスタムの4種類が選べる走行モードはあわせてアクセルレスポンスの特性も変わります。
タイヤサイズは前235/50R20、後255/45R20と、車格のわりに大径です。
足まわりはゴルフあたりのしなやかな感覚とは異なり、車両重量が大きく重心高も低めといっても乗用車よりは高いことに対して適度にひきしめられています。
また、車検証を確認すると、車両重量は2140kgありますが、前軸重が1010kg、後軸重が1130kgとリアよりの配分となっていることも効いて、フロントの重さを感じさせない軽快なフットワークを実現しています。
VWは2050年までにカーボンニュートラルを達成し、持続可能な企業になることを宣言しています。ID.シリーズについてもさらに充実していくものと思われますが、気になっている人も大勢いるであろう話題作のID.BUZZは2024年をメドに日本にも導入される見込みなので、そちらも楽しみにして待つことにしましょう。
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