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トヨタ新型「クラウン・スポーツ」は「クロスオーバー」と何が違う? コンセプトやデザインだけじゃない2台の差異とは

PHEV仕様はシャシーやブレーキも強化

 新型クラウン・スポーツに設定されるパワートレインは、HEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド)の2種類。駆動方式はいずれも4WDを採用します。

トヨタ新型「クラウン・スポーツ」は、コンセプトやデザインはもちろん、シャシーなども「クラウン・クロスオーバー」とは異なる
トヨタ新型「クラウン・スポーツ」は、コンセプトやデザインはもちろん、シャシーなども「クラウン・クロスオーバー」とは異なる

 これに対してクラウン・クロスオーバーは、駆動方式こそ全車4WDと同じながら、パワートレインは2.4リッター“デュアルブーストハイブリッドシステム”と、2.5リッター“シリーズパラレルハイブリッドシステム”という2種類のHEVになっています。

 足元に目を向けると、2台はともに21インチという大径のタイヤ&ホイールを設定しています。ただし、会場にあった新型クラウン・スポーツのタイヤサイズは235/45R21、クラウン・クロスオーバーのそれは225/45R21でしたから、新型クラウン・スポーツの方が1サイズ、幅がワイドになっています。タイヤサイズだけ見ると、路面へのグリップ力では新型クラウン・スポーツの方が有利に働くと思われます。

 新型クラウン・スポーツは、クラウン・クロスオーバーに対して全長が220mm短く、全幅が40mm広く、ホイールベースは80mm短くなっています。先述したように、これはデザインを重視した結果ですが、開発担当者によるとサイズの違いが走りにも効いているとのこと。

 プラットフォームこそ2台の基本設計は同じですが、前後オーバーハングやホイールベースが短い新型クラウン・スポーツには、“DRS(4輪操舵)”などに専用のセッティングが施され、スポーツの名にふさわしいフットワークを手に入れているといいます。

 また、クラウン・クロスオーバーにはないPHEVも、走りには有効に働くのだとか。動力性能がアップすることはもちろんですが、重く大きなバッテリーを車体の下側に積む分、重心高が低くなること、また、バッテリー周囲のシャシーを補強していることなどから、フットワークもハイレベルな仕上がりだといいます。

 ちなみに、PHEV仕様は車重が重くなるのがネックですが、会場にあった新型クラウン・スポーツには高性能ブレーキが採用されていました。ストッピングパワーの強化にも抜かりはない模様です。

* * *

 このように新型クラウン・スポーツは、コンセプトや内外装デザインだけでなく、その中身も先行発売されたクラウン・クロスオーバーとは異なる部分が多いモデルです。実際に公道をドライブする際、これらの差異がどのような印象の違いを生むのか? HEVが2023年秋頃、PHEVが2023年冬頃とされる正式発売が今から楽しみです。

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