史上最小のレクサス 新型「LBX」世界初公開 “小さな高級SUV”の開発陣を奮起させた「強烈なダメ出し」とは?
上質さを追求すべくパワートレインも新たに開発
パワートレインは、まずはハイブリッドのみの設定。1.5リッター直列3気筒エンジンには新たにバランスシャフトが組み込まれ、振動や騒音を源流で対策。組み合わされるハイブリッド・トランスアクスルは、トヨタの「ノア」「ヴォクシー」と同じもので、バッテリーもバイポーラ型ニッケル水素とされています。

その結果、電気モーターによる力強くなめらかなレスポンスを、より高い速度域まで味わうことができ、そこからエンジンの伸びへの橋渡しもスムーズでなめらかな爽快な走りを実現しているというから楽しみです。
駆動方式は前輪駆動と4WDを用意。リアサスペションは前者がトレーリングアーム、後者がダブルウイッシュボーンという設定です。ダンパーには摺動部のフリクションを低減して低速域からスムーズな動きを実現した新構造を採用。大幅に高められたボディ剛性と相まって、上質な乗り心地を実現したとうたわれています。
またブレーキについても、「RX」や「RZ」などと同じように電動ブースターを採用することで前後制動力配分を自在に変更することが可能になっているそうです。減速時のノーズダイブなどが抑えられ、心地いい制動感、フラットな乗り味が実現できるというわけです。
こうしてデザイン、走りの部分を見ただけでも、どうやら並のコンパクトSUVとは違う気合いの入り方だなと伝わってくるLBX。そのグレード展開もこれまでにないものとなっています。用意されるのは、5つの世界観に基づいた5グレードです。
「COOL」のインテリアは本革とウルトラスエードの組み合わせで、特徴的なステッチが遊び心をアピール。「RELAX」はサドルタンカラーのセミアニリン本革内装で、手の込んだ刺繍をあしらいます。「ELEGANT」はホワイト内装も設定し、サテン縫いの刺繍がポイント。さらに「ACTIVE」はブラック合皮に高彩度レッドの刺繍という、いわば定番のスポーティ仕立てで、ここへさらにダークグレーのファブリックを用いた「URBAN」が用意されます。
加えて、これだけにはとどまらず、LBXには「Bespoke Build」と名づけられたオーダーメイドシステムが設定されます。シート表皮の色、シートベルト、ステッチ糸、配色バリエーション、トリム加飾等々を好みで変更できるというもので、組み合わせはなんと約33万通り! こうしたビスポークシステムはレクサス自身も過去に試したことがありますが、LBXのようなコンパクト・クロスオーバーであえて再導入してくる辺りも、やはり常識を打ち破ることだといっていいでしょう。
実はLBXという車名の意味は、“Lexus Breakthrough X(cross)-over”だそうです。最初にLBXを見たときには、「レクサスはどうしてこのタイミングで、あえてコンパクト・クロスオーバーを手がけるのだろう?」と思いましたが、ここまで見てきたとおり、LBXは単に“コンパクトなレクサス”ではなく、まさにヒエラルキーという常識をぶち壊した、新たな価値を持ったラグジュアリーカーとして登場したのです。
きっと「こういうのを待っていた!」という人、少なくないのでは? このLBX、日本での発売は2023年秋以降を予定しているそうです。
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