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アンダー300万円から買えるマツダ「CX-60」25S系の魅力は安さだけ? 「ロードスター」のように走りが軽快なハイコスパSUVの真価とは

走る歓びを味わえるマツダらしいSUV

 とはいうものの、CX-60の25S Sパッケージは、車重が1700kg前後と重量級。“スカイアクティブG 2.5”の最高出力は188ps、最大トルクは250Nmですから「力不足じゃないの?」と、不安を覚える人もいることでしょう。

6気筒ディーゼルエンジン車やPHEV仕様では味わえない軽快な走りと、必要にして十分以上のアイテムを兼備したマツダ「CX-60 25S Sパッケージ」
6気筒ディーゼルエンジン車やPHEV仕様では味わえない軽快な走りと、必要にして十分以上のアイテムを兼備したマツダ「CX-60 25S Sパッケージ」

 しかし心配はご無用。これが想像以上によく走ります。そもそも排気量が2.5リッターもあるため、2リッターエンジンを搭載する多くの国産ライバルよりも“プラスαの余裕”を感じられます。

 確かに、トルクの厚い3.3リッター直6ディーゼルターボエンジンを核とするXDやXDハイブリッドから乗り換えた直後や、高速走行中に前走車を追い越そうとアクセルペダルをじわりと踏み込んだ際などは、トルクの弱さを感じます。しかしそれも一瞬のこと。決定的にパワー不足かといわれればそんなことはなく、日常領域なら全く苦になりません。

 むしろ、ハンドリングの心地よさや、ちょっとパワーが不足気味の運転感覚はマツダ「ロードスター」に近いものがあり、共感を覚える人も多いはず。走る歓びを味わえるマツダらしいSUV……それがCX-60シリーズに共通する最大の美点であり、その美点を最も色濃く味わえるのが25S系グレードなのです。

 ちなみに今回、25S Sパッケージに設定される後輪駆動の2WD車と4WD車の双方を乗り比べてみましたが、ドライブフィールは基本的にどちらも同じ。前後の駆動力配分が後輪駆動に近いこともあって、4WD車もどっしりと安定志向の乗り味ではなく、アクセルペダルを踏み込んでコーナーを駆け抜けていく軽快さを味わえます。

* * *

 というわけで、“スカイアクティブG 2.5”を搭載する25S系のグレードは、決してCX-60を安く手に入れたい人向けのグレードではありません。クルマ好きなら積極的に選ぶべき理由がある仕様なのです。

 しかも25S系には、「Sパッケージ」、「Lパッケージ」、「エクスクルーシブモード」と3つのグレードが設定されています。なかでも、上質でおしゃれなインテリアを組み合わせた「25S エクスクルーシブモード」は、CX-60のラインナップ中、最もツウ好みのグレードといえるかもしれません。

●Mazda CX-60 25S S Package
 マツダ CX-60 25S Sパッケージ
・車両価格(消費税込):299万2000円(2WD)/321万7500円(4WD)
・全長:4740mm
・全幅:1890mm
・全高:1685mm
・ホイールベース:2870mm
・車両重量:1680kg(2WD)/1720kg(4WD)
・エンジン形式:直列4気筒DOHC
・排気量:2488cc
・変速機:8速AT
・最高出力:188ps/6000rpm
・最大トルク:250Nm/3000rpm
・サスペンション:(前)ダブルウイッシュボーン式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ベンチレーテッドディスク
・タイヤ:(前)235/60R18、(後)235/60R18

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