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アンダー300万円から買えるマツダ「CX-60」25S系の魅力は安さだけ? 「ロードスター」のように走りが軽快なハイコスパSUVの真価とは

世間を驚かせたアンダー300万円からの価格設定

 エンジンを縦向きに配置した後輪駆動プラットフォームを新設計したり、大排気量の直列6気筒エンジン車をラインナップしたりと、マツダ「CX-60」はなんとも意欲的なクルマです。

6気筒ディーゼルエンジン車やPHEV仕様では味わえない軽快な走りと、必要にして十分以上のアイテムを兼備したマツダ「CX-60 25S Sパッケージ」
6気筒ディーゼルエンジン車やPHEV仕様では味わえない軽快な走りと、必要にして十分以上のアイテムを兼備したマツダ「CX-60 25S Sパッケージ」

 そんなCX-60には、発売スタート順に以下4種類のパワートレインがラインナップされています。

1)「XDハイブリッド」系グレードに搭載されるマイルドハイブリッド機構つき3.3リッター直列6気筒ディーゼルターボ“eスカイアクティブD 3.3”

2)「PHEV」系グレードに搭載されるプラグインハイブリッド機構つき2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン“eスカイアクティブPHEV”

3)「XD」系グレードに搭載されるハイブリッド機構のない3.3リッター直列6気筒ディーゼルターボ“スカイアクティブD 3.3”

4)「25S」系グレードに搭載されるハイブリッド機構のない2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン“スカイアクティブG 2.5”

 このうち今回取り上げるのは、最も後発となった素の2.5リッター4気筒ガソリンエンジンを搭載するモデル。しかも、シリーズで最もリーズナブルなグレード「25S Sパッケージ」です。

 CX-60がデビューした際、世間を驚かせたことのひとつが驚きの価格設定。なかでも25S Sパッケージが299万2000円から用意されるという事実は、ラージSUVであることを考えれば大きなトピックといえます。

 その上エンジンは、自然吸気の4気筒ガソリンとはいえ、このクラスのボトムグレードに設定されがちな2リッターではなく、力強さにちょっとゆとりのある2.5リッターユニット。それだけでコスパのよさを理解できるでしょう。

 しかも25S Sパッケージは、アンダー300万円からのプライス設定を実現しながら、360度モニターなど装備が充実。内容を考えれば、弟分に当たる「CX-5」よりも買い得感に優れています。

 とはいえ、声を大にしてお伝えしておきたいのは、CX-60の25S系グレードが単なる安さ訴求のためのグレードではないということ。「見せかけだけの存在」と思っていたら大間違いです。

 ということで、ここからは「あえて積極的に選びたい」、25S系グレードのコスパだけじゃない魅力についてお伝えしていきます。

●25S系グレードを積極的に選びたい3つの理由

 CX-60の25S系グレードを積極的に選びたい理由のひとつは、現在のCX-60ファミリーにおいて走りが最もなめらかで快適なパワートレインを搭載していること。

 幾度かのプログラム更新によって当初の粗さはずいぶん収まったものの、依然として駆動系由来と思われる異音や振動を払拭できずにいるXDハイブリッド系や、ピュアなディーゼルターボ搭載モデルに比べると、25S系グレードのパワートレインは、静かで走行感覚もスムーズです。

 25S系グレードに搭載される“スカイアクティブG 2.5”は、現在のCX-60で一番ギクシャク感のないパワートレインであり、それを求めてあえて25S系を選ぶのも大いにありでしょう。

 ふたつ目の理由は、エンジンを回す歓びを感じられることです。

 PHEVやふたつのディーゼルユニットはトルクに余裕があり、ゆったりと走らせることができます。エネルギッシュに元気よく、というよりは優雅な印象です。

 もちろん、それはそれで悪くありませんが、クルマ好きの中には「ときにはアクセルペダルを深く踏み込んで、エンジンをしっかり回して走りたい」と思う人もいるでしょう。

 その点、25S系グレードが積む“スカイアクティブG 2.5”は、PHEVやディーゼル系ユニットに比べて絶対的なパワーでは劣るものの、エンジンパワーをしっかり使い切って走る楽しさを味わえます。まさに性能を手の内で操るような運転感覚を楽しめるのです。

 そして3つ目の理由は、現在のCX-60において最強のハンドリングマシンだということ。

 そもそもCX-60は、国産のライバル車と比べて最もドライビングが楽しいSUVです。なかでも25S系はその最高峰と呼べる存在です。

 例えば、25S Sパッケージは、車両重量が「XD」シリーズと比べて100kg以上、「XDハイブリッド」シリーズと比べて約200kg、そして「PHEV」シリーズに比べて300kg以上軽く仕上がっており、身のこなしが軽快です。

 また、エンジンの前後長が短い4気筒ユニットのためフロント側が軽く、その上、エンジン搭載位置が車両の中心に近づけたフロントミッドシップ仕様のため前後重量配分が適正化されており、曲がり始めた際のクルマの動きが軽やか。たまには峠道を楽しく走りたい、人馬一体感を堪能したい……そんなクルマ好きには特におすすめです。

Next走る歓びを味わえるマツダらしいSUV
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「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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