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BMWとアルピナは何が違う? さりげなく速い“極上スポーツサルーン”BMWアルピナ「B4グランクーペ」は通好みの調律が魅力的

BMWの正規ディーラーで購入できるアルピナ

 BMWとの強固な信頼関係のバックに、BMW車をベースに独自の哲学でホワイトボディから仕立て直した特別なモデルを世に送り出しているアルピナ。

 となると気になるのが、アルピナの各モデルはBMW車と何が違うのか? ということ。アルピナの立ち位置を知れば知るほど、そんな疑問を浮かぶのも当然のことでしょう。

BMW車とは異なる走りの世界観を巧みに構築しているBMWアルピナ「B4グランクーペ」
BMW車とは異なる走りの世界観を巧みに構築しているBMWアルピナ「B4グランクーペ」

 今回試乗したBMWアルピナ「B4グランクーペ」のルックスは、BMWの「4シリーズ グランクーペ」によく似ています。というか、前者は後者をベースに誕生したモデルだけに、似ていて当然といえるでしょう。

 しかし、アルピナのエンジンは独自に開発されたもので、それに合わせてサスペンションを味つけし、インテリアも上質に仕立てています。それがアルピナのクルマづくりなのです。

 アルピナ車の生産はBMWの生産ラインであらかじめ組み立てられた後、最終アッセンブリーをアルピナの工場でおこなっています。生まれは同じながら、BMWとは育ちが違う。アルピナが世に送り出す各モデルは、そう表現してもいいでしょう。

 開発にも生産にもクラフトマンシップがたっぷりと注がれたアルピナの各モデルは、おのずと高価なため気軽に手を出せるモデルではありません。生産台数も年間1700台程度。だからこそ、本物を知る愛好家のためのクルマとして知られているのです。

 ちなみにアルピナの総生産台数の2割ほどは日本市場向けに生産されたモデルで、日本ではBMWの正規ディーラーでも購入でき、もちろんBMWの保証も受けられます。

●ピンストライブなどで控えめにアルピナであることを主張

 それにしても、B4グランクーペは実に美しいサルーンです。4ドアクーペのエレガントなスタイルが魅惑的で、バンパー下やボディサイドのピンストライプや、前後バンパーやホイール、さらにトランクリッド後端の控えめなスポイラーなどがアルピナであることを主張します。

 大胆なエアロパーツを装着することなく、あくまで“さりげなく”主張する辺りがアルピナ車らしさといっていいでしょう。

 B4グランクーペの基本メカニズムは、4シリーズ グランクーペのベースモデルであるBMW「3シリーズ」をアルピナが独自に仕立てたBMWアルピナ「B3」のそれに準じています。

Nextアルピナの真骨頂ともいうべき強力で味わい深いエンジン
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