BMWとアルピナは何が違う? さりげなく速い“極上スポーツサルーン”BMWアルピナ「B4グランクーペ」は通好みの調律が魅力的
アルピナならではの懐の深いサスペンションセッティング
一方、B4グランクーペの足回りは、感動的なまでにしなやかです。

アルピナは過去からずっと、大径ホイールを好んできたブランドで、B4グランクーペも20インチを履いています。一般的に、20インチのタイヤを履くスポーツモデルは乗り味が荒いイメージがありますが、B4グランクーペは決してそんなことはなく、誰もが快適と思えるフラットなライドフィールを味わわせてくれます。
それはまるでコンフォートセダンのように快適な乗り味で、サスペンションの懐の深さに驚かされます。
このように、BMWのハイパフォーマンスモデルといえばM4が思い浮かびますが、アルピナのB4グランクーペはそれと基本設計が同じエンジンを使って同等の走行性能を発揮しながら、全く違うモデルに仕上がっていることが分かります。
最新のM4はサーキットを本籍と定め、エンジン特性も乗り心地もあえて尖らせ、それを刺激としてドライバーに伝えることでキャラクターを際立たせたような特性です。バリバリの武闘派といい換えてもいいでしょう。
それに対して、アルピナのB4グランクーペは優れた性能を備えながらも、サーキット向きではなく、あえて日常的なシーンで上質な走りを堪能できることをねらったモデル。あくまでフィーリングを大切にしているのです。
速さを秘めたモデルながら、乗り心地や快適性を含めた“塩梅”がちょうどいい高性能モデル。それがB4グランクーペなのです。
●アルピナのクルマづくりはどのように変わるのか?
そんなアルピナですが、実は現在のようなクルマづくりができるのは、2025年までといわれています。なぜならその先、アルピナというブランドをBMW本体が吸収することになったからです。
今後、アルピナというブランドがどのようなクルマづくりにおこなっていくかについては、まだ公式な発表はありません。きっとBMWは、超高性能でありながらMとは異なるサブブランドとして展開していくのではないでしょうか。
一方、今のスタイルでのアルピナを新車で購入できるタイミングは、それほど長くはないというのも事実。もしアルピナ本来の世界観を味わってみたいのであれば、早めに手を打った方がいいかもしれません。
●BMW ALPINA B4 Gran Coupe
BMWアルピナ B4グランクーペ
・車両価格(消費税込):1450万円
・全長:4790mm
・全幅:1850mm
・全高:1440mm
・ホイールベース:2855mm
・車両重量:1910kg
・エンジン形式:直列6気筒DOHCターボ
・排気量:2992cc
・変速機:8速AT
・最高出力:495ps/5500〜7000rpm
・最大トルク:730Nm/2500〜4500rpm
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ベンチレーテッドディスク
・タイヤ:(前)255/35R20、(後)285/30R20
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