おなじみ“ヘビのマーク”も専用の電動仕様に! アルファ ロメオ「トナーレ」にPHEV新登場 “エコでも心くすぐるサウンド”はアルファならでは
リアシートに座る同乗者も「乗り心地がいい」と高評価
今回、ステアリングを握ったトナーレPHEVは、上級グレードの「ヴェローチェ」でした。装備類が充実しているのはもちろんですが、積極的に変速しながら走れるシフトパドルや、特にPHEVとのマッチングがいい電子制御サスペンションを備えていることから、僕としてはPHEVのイチ押しグレードだと考えています。

ドライバーズシートに収まって電源をオンにすると、予期せず心地いい風が腰や背中をなでていきます。そう、「ヴェローチェ」のフロントシートには、ベンチレーション機能が備わっているのです。
MHEV版の装着モデルで電子制御サスペンションの乗り心地に好感を抱いていたのと相まって、PHEV版でのドライブは快適なものになりそうだと予感しました。
“DNA”ダイヤルは“N(=ナチュラル)”のまま普通にアクセルペダルを踏むと、トナーレPHEVはスルスルとなめらかにモーターだけで走り出します。EVモードといえる“A”にしなくても、バッテリー残量がエンプティに近づいたり、アクセルペダルを強めに踏み込んだりしない限り、できるだけモーターによる後輪駆動で走らせようとする性格です。
今回の試乗中では、都心から首都高速を走り、高速道路に入るまでの間、意図せずともずっとモーターだけで走っていました。通勤やショッピングなどの日常的な用途は、モーターだけでまかなえてしまえそうです。
EV走行中の車内はもちろん静か。重いバッテリーを積んでいることと、電子制御サスペンションとの相乗効果で、乗り味はMHEV版よりしっとりしていて高級感があり快適です。リアシートに座っていた同乗者も「乗り心地がいい」と高く評価していました。
高速道路ではあらかじめ“充電”をチョイスしてある「e-Saveモード」をオンにし、“DNA”ダイヤルは“N”のままで移動。モーターだけの駆動で結構な距離を走ってきたため、ワインディングロードへすべり込む前にバッテリー残量を増やしておきたかったからです。結果、45%ほどまで減っていた数値を63%まで取り戻すことができました。
●ワインディングでも駿足ぶりを披露
いつものつづら折りに差しかかったところで、トナーレPHEVの実力をたっぷり発揮してもらいます。
“DNA”ダイヤルを“D(=ダイナミック)”に切り換えて元気のいい加速を試みると、トナーレPHEVはなめらか、かつ素早く速度を上げていきます。速いか遅いかでいえば、間違いなく俊足といえる部類です。
興味深いのはそのときの加速フィール。途中からモリッと力が膨れ上がったり、逆にドロップしたりするようなところはあまり感じられず、クール&フラットに「シュパーッ!」と速度を稼ぎ出していく印象です。
なので、体感的に速さを感じにくい性格ではあるのですが、気づくと窓の外の景色は結構な勢いで後ろへと流れていきます。いわゆる、どのタイミングからアクセルペダルを踏んでいっても速いタイプ。モーターのサポートがあるとはいえ、1.3リッターの4気筒ターボでよくこの速さを生み出せるな、と感じます。しかも、昨今のエンジンにしてはなかなか心をくすぐるサウンドを聴かせてくれるのも好印象でした。
page
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】