VAGUE(ヴァーグ)

トヨタ新型「センチュリー」後席の座り心地をチェック! “ショーファーカーの特等席”リアシートはどれほど快適なのか?

水平に近い姿勢でしっかりと休息できるフルフラットモード

 新型センチュリーのリアシートは、左右がセパレートされた2名がけ仕様。その足下スペースは、圧倒的な広さに驚きます。フロントシート利用時の前後シートの間隔は1220mmで、足をつま先まで伸ばせる快適な姿勢を得られます。

トヨタが半世紀以上にわたり追い求めてきたVIPに対するおもてなしの心を、リアシートの随所に感じられる新型「センチュリー」
トヨタが半世紀以上にわたり追い求めてきたVIPに対するおもてなしの心を、リアシートの随所に感じられる新型「センチュリー」

 さらにリアシートの背もたれは、最大77度までリクライニング可能。このフルフラットモードでは、水平に近い姿勢で体をしっかりと休めることができます。

 なかでも左側リアシートは、助手席を格納させることができるので、身長190cmの人が座って足を伸ばしても助手席に足先が触れることはありません。

 ただし、フルフラットモードでの移動は万一の際の危険が伴うため、あくまでクルマを停めてくつろぐためのモードと位置づけられています。

 一方、背もたれを立てたニュートラルポジションでは、13インチ程度のノートPCを展開できる回転格納式テーブルなどを活用することで、キャビンを走る執務室として利用できます。もしも疲れたら、左右シートの背もたれの間にある冷蔵庫(オプション)に冷やしておいた飲み物でホッとひと息つくことも可能です。

 ちなみに、リクライニングを始めとする各種シート調整は、速くもなく遅くもなく、ちょうどいい塩梅で動いてくれる印象でした。

 このほかリアシートには、ヒーターと伸縮機能を備えた大型のオットマンや、癒しのひとときを提供してくれるリフレッシュ機能が備わっています。

●荷室とキャビンを分断するかセパレーターを採用

 新型センチュリーのリアシートでは、乗員を取り囲むガラス類にも注目です。

 リアのドアガラスとクォーターガラスには、調光機能つきのプライバシーガラスが採用されています。これは、スイッチひとつでガラス自体が不透明となる仕組みで、外からの視線は遮りながら、キャビンにはやわらかな外光が届きます。

 その際の光は、まるで和室にある障子を透過してきたかのようなやわらかいもので、キャビンが落ち着いた雰囲気に包まれます。

 またリアシートの背後に、ラゲッジスペースとキャビンとを分断するかのようにラゲージルームセパレーターが設置されているのも新型センチュリーのポイントです。

 SUVなどキャビンと荷室が一体となったクルマはリアシート乗員の耳に不快なロードノイズなどが届く場合がありますが、新型センチュリーはそうした課題への対策も万全。キャビンは驚くほど静かな空間に仕上がっています。

 こうした空調、オーディオ、照明、サンシェード、助手席の操作を含むシート機能など多彩な機能は、5.5インチのタッチディスプレイで集中して操作できます。まるでスマホのような操作性、かつ脱着式のため、フルリクライニング時などさまざまな姿勢でも使い勝手は上々です。

 それらに加えて、空調の吹き出し口、LED読書灯、充電用USB-C端子、各種映像コンテンツを楽しめる11.6インチのリヤシートエンターテインメントシステム、ヘッドフォンジャックなども標準装備。

 さらにユニークなところでは、革靴を脱ぎ履きする際に欠かせない靴べらを置くスペースも用意されており、疲れたときには車内で靴を脱いでリラックスできます。

* * *

 単に広いとか座り心地がいいというだけでなく、後席に座るVIPの所作までも美しく見せる工夫が盛り込まれた新型センチュリーのリアシート。それはまさに、トヨタの技術の粋を結集することで具現した、極上の移動空間といえるでしょう。

Gallery 【画像】想像のはるか上をゆく後席の快適性!トヨタ新型「センチュリー」を写真で見る(40枚)
シチズン「プロマスター」新作 “海の男”をうならせた頼れる1本

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

RECOMMEND