フィアット新型「600」欧州登場 「500」の兄貴分となる全長4.2mのコンパクトSUVはハイブリッドエンジンを搭載
限られた市場向けに用意する100馬力のマイルドハイブリッド仕様
ステランティスの伊ブランド、FIAT(フィアット)は2023年9月18日、Bセグメント・コンパクトモデル新型「600」を欧州で発表しました。

フィアット新型600は全長は4171mm×全幅1781mm×全高1523mmと、同ブランドのAセグメントモデル「500」よりもひと回り大きいBセグメントに位置します。
600(セイチェント)は1950年代にフィアットが製造したリアエンジンモデルで、当時はその広い車室で人気となりベストセラーモデルとなりました。今回、1969年の伊ミラフィオーリ工場での生産中止以来、およそ55年ぶりに車名が復活しました。
同年7月に、新世代EV「600e」が世界初公開されましたが、今回登場したのはそのハイブリッドエンジン搭載バージョンとなります。新型フィアット600はEVまたは電動車のみで販売されますが、EVへシフトのペースが遅い少数の市場向けにはこのハイブリッドバージョンが用意されるといいます。
新型600に搭載されるエンジンは100馬力を発生する1.2リッター直列3気筒ガソリンエンジンで、6速DCTを組み合わせます。48Vのリチウムイオンバッテリーを搭載するマイルドハイブリッドモデルで、EV走行(e−Launchモード)も可能です。
新型600は、500の4人乗りに対して5人乗りとなっています。しかも荷室容量も360リッターというスペースを誇ります。
デザインは、500と比べてよりシャープとなっています。ホイールは最大18インチを採用し、力強いSUV風のエクステリアとなっています。
インテリアはブランドのポップさを新たに表現、カラーセラピーを提供する初のコンパクトカーとなっています。これは8色のアンビエントとオーディオのアンビエントを組み合わせ、合計64色のマッチングを選択することが可能で、これまでにないカラフルなインテリアを実現しています。
さらに電動シート調整機能と背中のマッサージ機能も装備されています。
最新の安全支援機能も充実。アダプティブクルーズコントロールやブラインドセンサー、自転車や歩行者を認識する緊急ブレーキ、居眠り運転検知機能、360度カメラなどが用意されています。また最上級グレードの「La Prima(ラ・プリマ)」も設定されています。
フィアットCEO兼ステランティス・グローバルCMOのオリビエ・フランソワ氏は「当社の戦略的ビジョンは引き続き完全電気自動車であり、500eがヨーロッパでもっとも売れているBEVシティカーであることは、電気自動車を追求し、真にすべての人が利用できるようにするという当社の決意のあらわれです。ただし、イタリア本国など、BEVがまだ本格的に普及していない国でも、当社は引き続き対応していきます。したがって、これらの選ばれた国に対して、新しい600eとともに、より電動化された世界への扉を開くハイスペックハイブリッドを提供する予定です」とコメントしています。
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フィアット新型600の伊市場での車両価格は2万4950ユーロ(約393万円)からとなっています。
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