海外専用のマツダ「CX-90」 現地試乗で見えた「CX-60」との違いとは? 乗り心地は良好? まだ見ぬ「CX-80」も期待大!
「CX-60」よりも上質で乗り心地も良好な足回り
そんなCX-90のドライブフィールが気になるという人も多いことでしょう。
北米仕様のCX-90には、3.3リッターの直列6気筒ターボ(284ps仕様と345ps仕様とがあり)と、2.5リッターの直列4気筒エンジンに強力なモーターを組み合わせたPHEV(プラグインハイブリッド)という全3タイプのパワートレインが用意されています。そのうち今回試乗したのは、PHEVでした。

PHEVのパワートレインは、CX-60に搭載されているものと同じですが、ロサンゼルス近郊でドライブするとフリーウェイへの合流における加速が力強く、とても扱いやすい特性だと実感しました。
エンジンを止めた状態でのEV走行時を除けば、モーターの存在を感じさせることはあまりなく、モーターを活用することで大排気量エンジンのような特性を生み出していることに好感が持てます。大排気量のマルチシリンダーエンジンが好きな北米の人たちに、とてもマッチしたパワートレインではないでしょうか。
北米仕様のCX-90はオールシーズンタイヤを履いていることもあり、CX-60のようなキビキビとしたフットワークは味わえません。とはいえ、直進状態からコーナリング、そして再び直進状態へと戻るような状況でのスムーズなつながりは、とても好印象。もしも峠道で爽快な走りを楽しみたいという人は、ライバルを凌駕するハンドリングを秘めているCX-60の方が向いているかもしれません。
そんなCX-90で最も気になっていたのは、実は乗り心地でした。その点、CX-60とCX-90ではサスペンションのチューニング担当者が異なるせいか、印象は大きく違いました。
路面の段差を超えたときの突き上げは、CX-90もCX-60と同様に感じますが、CX-90はそこから先、車体の上下動の収束に優れ、乗員の揺さぶられるような感覚は明確に小さくなっています。よりおだやかで、フラットな乗り味といってもいいでしょう。乗り心地に関して何かと話題に上ることの多いCX-60と比べると、より上質な味つけでした。
先述したように、北米仕様のCX-90はオールシーズンタイヤを履いているため、サマータイヤを履くであろう日本仕様のCX-80とは、味つけが異なると予測されます。しかし、CX-80の乗り心地に期待できる仕上がりだったのは、気のせいではないと思います。
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マツダは近い将来、ラージ商品群の3列シートSUVであるCX-80を日本市場に投入すると名言しています。そのタイミングに関しては明らかになっていませんが、2024年の上半期には正式にデビューを飾るとウワサされています。
繰り返しになりますが、CX-80はCX-90のフェンダーの張り出しを抑えて全幅を狭くし、ホイールベースは変えずに車体後部を短くしたモデルになると思われます。
CX-90と極めて関係性の深いCX-80は、CX-60の上質さやドライバビリティの素性のよさはそのままに、キャビンがより広く快適で、乗り心地も良化したモデルになると期待できそうです。
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