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“レクサス初のMT車”を設定! 小さな高級車「LBX」に高性能モデル「モリゾウRR」誕生! 300馬力超えの“コンパクトSUV”は高級感も魅力です

小さな高級SUVにスポーツカーゆずりの心臓を搭載

 2024年7月18日、レクサスは小さな高級車「LBX」のハイパフォーマンスモデルである新型「LBX モリゾウRR(MORIZO RR)」を正式発表しました。

 これは「東京オートサロン2024」に出品されたコンセプトカーの市販バージョンであり、トヨタ自動車会長・豊田章男氏の愛車として開発された注目の1台です。果たしてどんなモデルに仕上がっているのでしょうか?

トヨタ「GRヤリス」で定評のある“G16E-GTS”型エンジンを搭載したレクサス「LBX」の高性能モデル「LBX モリゾウRR」
トヨタ「GRヤリス」で定評のある“G16E-GTS”型エンジンを搭載したレクサス「LBX」の高性能モデル「LBX モリゾウRR」

 ベースモデルとなったレクサス「LBX」は、2023年11月に発売されたコンパクトSUVであり、高級車の概念を変えるクラスレスな小さな高級車として人気を獲得しています。

「LBX」の車体にはTNGAの“GA-Bプラットフォーム”が採用されているものの、レクサスらしいドライビングフィールを実現すべく、ホイールベースやトレッドを拡大し、ボディ剛性も強化。さらに、摩擦を軽減した新構造ダンパーを採用するなど、レクサス基準に見合う操縦性や快適性を追求しています。

 搭載されるパワートレインは、1.5リッターの直列3気筒エンジンにモーターを組み合わせたストロングハイブリッド。レクサスらしい上質感を追求すべく、エンジンには3気筒エンジン特有の振動を打ち消すバランサーシャフトを採用しています。

 加えてバッテリーには、小型で高出力のバイポーラ型ニッケル水素タイプを組み合わせるなど、より格上の仕様に。その結果、システム最高出力は136psをマークします。

 新型「LBX モリゾウRR」は、そんな「LBX」のハイパフォーマンスモデルです。

 ボディサイズは全長4190mm、全幅1840mm、全高1535mmで、ベースモデルに比べて全幅が15mmワイドで全高が10mm低くなっています。

 新型「LBX モリゾウRR」の最大の注目は、なんといってもパワートレインでしょう。

 エンジンには、レクサス車として初めて1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンである“G16E-GTS”型を搭載。これはトヨタ「GRヤリス」に搭載されるのと同じエンジンで、最高出力は304ps/6500rrpm、最大トルクは400Nm/3250~4600rpmを発生します。

 新型「LBX モリゾウRR」の駆動方式はフルタイムAWDを採用。さらにトランスミッションは、“ダイレクトシフト8AT”に加えてレクサス車初となる6速MTもラインナップされています。

 ターボエンジンによる強力なパワー、優れた走行安定性とスポーツ性を発揮する電子制御式フルタイムAWD、そして、性能をフルに引き出してスポーティな走りを楽しめるふたつのトランスミッションにより、「LBX モリゾウRR」は胸のすくようなドライビングプレジャーをドライバーへと提供します。

 ちなみに、新型「LBX モリゾウRR」の走り味は、マスタードライバーであるモリゾウこと豊田氏やレーシングドライバーが開発陣といっしょになって、クルマの基本素性を徹底的に鍛え上げることで具現したものだといいます。

 こうした開発経過を受け、新型「LBX モリゾウRR」は力強いパワートレインに対応すべく、軽量・高剛性のプラットフォームをフロント部分に採用。またリア回りは、スポーツAWDに求められるディファレンシャルギアやサスペンションなどに対応すべく、ひと回り大きなプラットフォームを組み合わせています。

 さらにサスペンションには、ロアアームに熱硬化樹脂を塗布して焼きつけることでレスポンスの向上と振動などの減衰を図った“REDS(Response -Enhancing Damping Structure)”を新採用。さまざまな速度域や走行場面でも優れた操舵の性能とフィールを実現しています。

 またブレーキシステムも、ペダル剛性感を重視したチューニングとし、スポーツ走行に適したブレーキフィーリングを実現するなど、全方位的にブラッシュアップが図られています。

 併せて“ドライバーとクルマとの一体感”を追求し、ドライビングボジションも変更。ベースモデルに対してヒップポイントを10mm下げてドライバーの座る位置をクルマの重心に近づけたほか、ブレーキペダルの踏面角を調整してペダル操作時に力を入れやすくするなど、細かい部分にもこだわりが詰まっています。

 もちろんレクサス車だけに、上質な走りの追求に関しても抜かりはありません。「LBX」が徹底追求した音や振動の発生源を抑制する“源流対策”を新型「LBX モリゾウRR」でも継承。エンジンマウントの最適配置による起動時のショック低減や、ルーフパネルのマスチックシーラーの一部に高減哀タイプを採用することで実現した走行時の優れた静粛性などに加え、リアのボデイサイドに塗布型制振材を設定。

 さらに、各フェンダーに不織布基材のフェンダーライナーを配置したり、エンジンアンダーカバーに吸音材を設定したりすることで、静粛性を高めています。

●レクサスがエアレースで培った空力技術を応用

 そんな新型「LBX モリゾウRR」のエクステリアは、エアレースチームである“レクサス パスファインダー エアレーシング”との活動で培った技術を活かし、空力性能をさらに向上させています。

 例えばフロント回りは、バンパーサイドにある水平フィンが走行中の車両姿勢の安定化に貢献。さらに、バンパーサイド内にあるサブラジエターとトランスミッションオイルクーラー(AT車)に対して走行風を集約するとともに、バンパー側面のスリットから風を排出することで冷却硬化を高めています。また、タイヤ側面の空気の流れを整流することで、空気抵抗の低減も図っています。

 対するリア回りは、バンパーサイドの風の流れを側面の張り出しとして縦フィンで飛ばすことで、風を巻き込ませず後万へ安定的に流し、背面の空気抵抗を低減しています。

 さらに床下には、NACAダクトつきのエンジンアンダーカバーを装着。下部ダクトから床下をとおる走行風を取り込んでトランスファーを冷却し、長時間のサーキット連続走行を可能にしています。

Next高性能に裏づけられた機能的デザインを追求
Gallery 【画像】「えっ!…」これが「GRヤリス」の強心臓を移植した高性能なレクサス「LBX」です(31枚)

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