アルファードより格上! 快適すぎる3列シート“ラグジュアリームーバー”レクサス新型「LM」の新グレード「バージョンL」は何がスゴい?
ラグジュアリームーバー「LM」に3列シート車が新登場
レクサスのラグジュアリームーバー「LM」のラインナップに、3列シートを備えた6人乗りのグレード「500h バージョンL」(消費税込1500万円)が新設定されました。
これまで展開されていた2列シート車の4人乗りグレード「500h エグゼクティブ」(同2000万円)は、ショーファードリブンなど法人ユースに適したモデルでしたが、今回、「バージョンL」が加わったことで、「LM」はパーソナルユースに対応したモデルとなりました。

レクサス「LM」のスゴさは、ミニバンを1500万円から2000万円という高額商品へと押し上げたことだと筆者(工藤貴宏)は考えます。
「LM」は基本メカニズムをトヨタの「アルファード」「ヴェルファイア」と共用していますが、内外装をレクサスならではのラグジュアリーな仕立てとし、より上級なモデルに仕上げています。
初代モデルであるひとつ前の世代は、東南アジアなどでデビューして大ヒットを記録したものの、日本市場に投入されることはありませんでした。そして新型「LM」は、海外で大成功を収めた後、満を持して日本へと凱旋帰国を果たしたのです。
ちなみにレクサスは「LM」をミニバンとは表現せず、「LM」の車名の由来も“ラグジュアリーミニバン”ではなく“ラグジュアリームーバー”としています。
これまでハイブランドが展開する快適移動のためのクルマといえば、セダンかSUVというのが相場でしたが、セダン以上の快適性を誇るラグジュアリーなミニバンを用意するというのは、レクサスにとっても新たなチャレンジだったことでしょう。
本記事でフォーカスする「バージョンL」と先行発売された「エグゼクティブ」との最大の違いは、シート配置が2列から3列になったことですが、パーソナルユースにおいてそれ以上の意味を持つのが、フロントシートとセカンドシートの間にある“壁”がなくなったことでしょう。
「エグゼクティブ」はフロントシートの背後に隔壁が存在し、リアキャビンと空間をきっちり分割しています。これは法人用のショーファーカーとして使う場合、VIPのプライバシーやプライベート時間を重視するための重要な機構でしたが、パーソナルユースにおいてはドライバーと後席に座る人との会話がままならないケースもあるなど、適していなかったのも事実です。
その点、隔壁のない「バージョンL」は、普通のミニバンと同じようにフロントシートからサードシートまでがひとつの空間内に存在しているのが特徴です。
また、サードシートが備わるとともに、セカンドシートにもスライド機能を採用するなど、実用性も高めています。
●「アルファード」以上に快適なセカンドシート
そんな「バージョンL」に試乗して感心させられたのは、圧倒的な快適性です。
広いキャビンを有していながら、フロントシートとサードシートの乗員が普通に会話を楽しめるほど、車内が圧倒的に静かなのがまずは印象的です。
加えて、乗り心地も良好。快適な移動を楽しめます。サスペンションは電子制御式を採用しており、後席の快適性を重視する「リアコンフォート」モードも選択できます。
「エグゼクティブ」に比べるとシンプルに見えるセカンドシートも、実際には「アルファード」の最上級グレード以上に豪華な仕立て。座り心地や機能性も「これで十分以上」と思えるレベルで、「アルファードでも快適」なのに、「それ以上に快適」なシートに仕上がっています。
また、ラージサイズのモデルだけあってサードシートも空間が広く、快適に移動できることはいうまでもないでしょう。
一方、ステアリングを握ってみれば、意外にもドライバーズカーとしての完成度が高いのが「LM」の隠れた魅力。
パワートレインは、ターボエンジンにハイブリッド機構を組み合わせた“ドライバビリティ重視”の構成で、ミニバンとは思えないほど追従性がいいハンドリングも、ドライビングを楽しみたい人には高評価を得ることでしょう。
ちなみに、先述した「リアコンフォート」モードでは、高速域や峠道において車体の挙動を抑えきれないシーンがあることから、リアシートに乗員がいないのであれば「ノーマル」を、ドライビングを楽しみたいときは「スポーツ」をおすすめします。
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