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日本初公開!「F1王者」も魅了するアストンマーティン「超スペシャルモデル」の主戦場はサーキット!? 最新“高性能スポーツカー”のスゴさとは

F1ドライバーも魅了されたアストンの新星「ヴァリアント」

 アストン マーティンが創業110周年を記念して送り出した限定車「ヴァラー(Valour)」をベースとする、超スペシャルなモデル「ヴァリアント(Vliant)」が日本で初披露されました。

アストン マーティンの超スペシャルモデル「ヴァリアント」
アストン マーティンの超スペシャルモデル「ヴァリアント」

「ヴァリアント」は、アストン マーティン・アラムコF1チームのエースドライバーであるフェルナンド・アロンソの個人的なリクエストによって生まれたモデル、というストーリーだけでも、スゴさが伝わってくるようです。

 本記事では、開発に携わったアストン マーティンのビスポークサービス「Q by Aston Martin」のサム・ベネッツさんの解説を交えながら、その魅力を深掘りします。

「ヴァリアント」が日本で初披露されたのは、東京・青山にあるアストン マーティンのブランドショールーム「The House of Aston Martin Aoyama」でのこと。

 同車は2023年7月11日、アストン マーティンの創業110周年を記念して送り出された限定車「ヴァラー」をベースとしています。

「ヴァラー」の特徴は、モーターなどのアシストを持たない純粋な5.2リッターV型12気筒ツインターボガソリンエンジンに、6速MTを組み合わせた後輪駆動のスポーツカーであること。そして、そのスタイルは、1970年代~1980年代に活躍した初代「V8ヴァンテージ」と、そのル・マン参戦車であるRHAM/1にインスピレーションを受けたクラシカルな仕立てが魅力となっています。

「ヴァラー」は、熱心なアストン マーティンのファンの心をわしづかみにしましたが、その中には、アストン マーティン・アラムコF1チームのエースドライバーであるフェルナンド・アロンソも含まれていました。

 アロンソは、自身が望む「ヴァラー」の姿として、「より過激に。そして、サーキット指向のクルマにして欲しい」とリクエスト。「ヴァラー」は公道を主体とし、サーキットも走れるスポーツカーとして開発されていたため、アロンソの理想はその対極にあるといえました。

 ベネッツさんは「それは、アロンソからのアストン マーティンへの挑戦状でした」とジョークを交えつつ、「ヴァリアント」という派生モデルの誕生が必然となったことを説明しました。

 走行シーンの9割を公道とする「ヴァラー」に対し、「ヴァリアント」は9割をサーキットと位置づけています。それに合わせたエンジン性能、車両重量、素材選びがおこなわれ、双子のモデルでありながら異なるキャラクターが与えられました。

 もちろん、アイデンティティであるピュアエンジン、MT、後輪駆動レイアウトは継承しながら、性能向上が図られています。

 元々が高性能なエンジンは、30psアップの最高出力745psを発生、最大トルクは753Nmを維持しています。数値の差はわずかではあるものの、サーキットで求められる性能を磨き上げることに注力されています。

 特徴である走りの差別化に大きく起因しているのが、サスペンションに採用されているマルチマティック社製のアダプティブ・スプール・バルブ(ASV)ダンパーです。

 それぞれのダンパーを、32の個別のダンパーカーブのいずれかに6ミリ秒以内に同時に調整するASVシステムは、乗り心地とハンドリング特性をほぼ無限に調整できるシステムで、その強みを活かし、アストン マーティンのエンジニアがチューニングを施しています。ASVダンパー搭載車は極めて限られており、さらに、アフターマーケットでの入手も不可能とされています。

「ヴァリアント」の足元は、21インチの軽量マグネシウムホイールに空力特性を高めるエアロディシュを装着。そのデザインは、1980年登場のRHAM/1「マンチャー(Muncher)」に装着されていたホイールカバーにインスピレートされたものとなっています。

 ブレーキシステムは前後ともにカーボンセラミックとし、フェード知らずの強力な制動力でその刺激的な走りを支えます。

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