人気の“高級SUV”が4代目へ進化!「BMWの今」を網羅したプレミアムSUVのパイオニア「X3」は“全方位的に進化した走り”も魅力的
ゾクゾクするような直6ターボが魅力的な「X3 M50 xDrive」
続いて乗った「X3 M50 xDrive」は、3リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載する「Mパフォーマンスモデル」。

そのエンジンはミラーサイクルの採用など燃費向上技術を折り込んだもので、やはりマイルドハイブリッドとの組み合わせで最高出力398ps、最大トルク580Nmを獲得しています。
それに合わせて強化されたシャシーは、スポーティに躾けられた“アダプティブMサスペンション”、電子制御式の“Mスポーツディファレンシャル”などを採用。車体には追加の補強が入れられ、フロントのコントロールアームマウントはキャンバー角の増大、空力の最適化などに貢献する専用品とされるなど、BMWいわく走り好きの人にはたまらないセットアップとされています。
しかしながら、その走りはさぞ獰猛(どうもう)かと思いきや、実は想像以上になめらか。ボディ剛性向上の効果か、締め上げられていてもなお、サスペンションがよく動いて、とても快適な乗り味を実現しています。
それでいて直進性はバツグン。アウトバーンでの180km/h巡航でも、全く不安感を覚えることなく突き進んでいきます。操舵応答の正確性も、さらに極められた印象。コーナリング時の一体感は半端じゃありません。
BMWの伝家の宝刀、ストレートシックスもゾクゾクするようなフィーリングに浸らせてくれます。勢いを増しながら7000rpm近くまで一気に吹け上がる様は、快感というほかありません。
特に「SPORTモード」での、フラップが開いたエギゾーストの豪放なサウンドを伴った加速は、思わずヤミツキにさせられそうなほどです。
正直、環境対応によってキバを抜かれてしまうのでは? という危惧も、乗る前にはありました。ですがうれしいことに、その走りは紛れもない「Mパフォーマンスモデル」のそれでした。この時代に、こういうクルマを用意してくれたことには、BMWに感謝しかありません。
* * *
実は個人的には、まさしく初代モデルがこの市場を切り拓いて以降、多数のライバルの進出もあり、「X3」の存在感もやや薄れ気味かな? と思っているところがありました。
ですが新型「X3」の仕上がりは、改めてパイオニアの威厳を見せつけるような、非常に完成度の高いものでした。またもボリュームセラーになることは間違いナシの1台。
気になる日本上陸も、そう待たされることはなさそうです。
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