世界販売は1億台超え! 赤い“カブ”は日本だけ? 世界各国で生産される名車 ホンダ「スーパーカブ」にある それぞれの“違い”とは
海外ではスクーター型のカブもある
国内に4つのメーカーを抱える日本は、ある意味バイク大国と言えるでしょう。
過去から現在に至るまで、各メーカーが様々なモデルを開発しては市場に投入してきました。
その中でも「これは日本が世界に誇るバイクだ!」と言えるのは数が限られるでしょう。
そんな日本代表をひとつ挙げるなら、ホンダ「スーパーカブ」は誰もが認めるところです。

初代からデザインと各機構を大きく変えずに現在まで生産が続いています。
とりわけ「スーパーカブ C125」は、初代「C100」をオマージュしたモデルとして高い人気を誇っています。
本田技研工業(ホンダ)の創始者である本田宗一郎氏肝入りのモデルとして、1958年に登場した「スーパーカブC100」は、日本国内のみならず世界戦略車として開発されました。
日本のみならず“世界のアシ”として普及することが宗一郎氏の願いでした。
例えばクラッチレスのトランスミッションは、「誰もが足として使いやすく」という考えから作られた機構です。
世界生産の先駆けになったのは欧州ベルギーで、1963年に現地生産を開始します。
初めはC100を生産しますがヒットには至りませんでした。そこで、現地の需要などに合わせた専用モデルの開発に戦略を変更。
自転車のように足漕ぎペダルがついたモペッド「C310」が登場しました。
スーパーカブの祖先はモペッドですが、日本ではなく海外で先祖返りしたことになります。
また、1998年に登場した「C100Biz」もユニークなカブです。
ブラジル現地生産のスーパーカブですが、「治安の悪い街中で荷物を守りたい」という要望に応えてメットインスペースを備えたスクーター型となっています。

スクーター型のスーパーカブは日本での販売はありませんが、ベトナムをはじめとした東南アジアでは「ウェーブ」という車名が与えられ販売されています。
一見はスクーターでも、エンジンやクラッチレスのギアといった機構は、スーパーカブのものが流用されています。
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