2025年のバイクは「トランスミッション」で選ぶ!? これまでのCVTじゃない 今後は新世代“オートマ”戦争の時代へ
ホンダの次の手は“クラッチ操作の自動化”
バイクのオートマチックトランスミッション(AT)といえば、スクーターが採用しているVベルトを使用した「CVT(無段変速機)」が主流です。
しかし、それ以外のギア式ATの開発競争も熾烈になってきているのです。

現在のスポーツバイクは、実は半自動変速(セミAT)を備えているものが多くあります。
スポーツバイクを中心に「クイックシフター」の装着が当たり前となってきています。
クイックシフターとは、走行中の変速にクラッチ操作を必要としない機構です。
発進と停止のみクラッチ操作が必要で、走行中は左足のシフトレバーでギアチェンジが可能。シフトダウンの際は、エンジンの回転によるシフトロックが起きないよう、エンジンの回転数を自動的に合わせる機能も備わっています。
ただ、2024年はさらにクラッチを自動化する新たな機構を備えたAT車が登場しました。
先陣を切ったのはホンダです。
ホンダは「デュアルクラッチトランスミッション(DCT)」を採用したAT車をすでにラインナップしています。
しかし、2023年11月に発表された新機構「E-クラッチ」は、ギアボックスは従来のままクラッチ操作のみを自動化しています。
これまでは、クイックシフター搭載車でも発進・停止時はクラッチ操作が必要でした。
E-クラッチは、その操作も自動化したことで、セミATのレベルを一歩進めた機構となっています。
ただ、従来のクラッチレバーは残してあるため、自動が気になるようなシーンではクラッチを自身で操作することも選べます。
スポーツバイクのスポーツ性を損なうことなく、操作手順を簡易化できる画期的な機構といえるでしょう。
2024年にこの機構が市販化されます。E-クラッチを搭載した「CB650R」と「CBR650R」が、2024年4月に登場しました。
DCTモデル同様の全自動変速車ではありませんが、“トランスミッションでバイクを選ぶ”というマーケットが広がりました。
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