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ホイール発光で走行状態を可視化!? BMWが新世代の制御技術「ハート・オブ・ジョイ」を搭載した高性能EVコンセプトカー「BMW VDX」を発表!

次世代電動3シリーズを示唆する革新技術

 独BMWは2025年2月17日、次世代高性能EVのコンセプトカー「BMW Vision Driving Experience(VDXヴィジョン・ドライビング・エクスペリエンス)」を発表しました。

次世代高性能EVのコンセプトカー「BMW ヴィジョン・ドライビング・エクスペリエンス(VDX)」
次世代高性能EVのコンセプトカー「BMW ヴィジョン・ドライビング・エクスペリエンス(VDX)」

 この最新コンセプトカーは市販される予定はなく、次世代モデル「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」に搭載される駆動・走行制御技術「Heart of Joy(ハート・オブ・ジョイ)」の開発・検証のために製作されました。

 BMWはアメリカ・サウスカロライナ州スパータンバーグのBMWパフォーマンス・ドライビング・センターで、その性能を実証し、ノイエ・クラッセの電動ドライビング体験に関する詳細を公開しました。

 ハート・オブ・ジョイは、ノイエ・クラッセの「電動化・デジタル化・循環型」という3つの特徴に加え、BMWの伝統である「駆けぬける歓び」を新たな次元で提供する技術です。

 BMW取締役会開発担当のフランク・ウェーバー氏は、「ハート・オブ・ジョイによって、私たちはドライビング・プレジャーを次のレベルに引き上げるだけでなく、さらにもうひとつ上のレベルに引き上げることができます。将来的には、ドライバーはほとんどエネルギー回生のみでブレーキをかけることになります。これはエフィシェント・ダイナミクスの二乗です」と語りました。また、この技術により回生ブレーキが主体となり、効率が向上し、航続距離の延長が可能となります。

 ハート・オブ・ジョイの制御ユニットは、駆動/ブレーキ/充電・回生/ステアリングの各サブシステムを統合し、従来の10倍の速度で処理を行います。BMW独自開発のダイナミック・パフォーマンス・コントロールと連携し、車両の運動性能を飛躍的に向上させます。このシステムは1万8000Nmものトルクに対応可能であり、日常走行のあらゆる状況で優れたパフォーマンスを発揮します。

 回生ブレーキと駆動システムの統合により、ブレーキ操作の98%が回生のみで完結し、機械式ブレーキの使用は緊急時に限定されます。これにより、エネルギー効率は最大25%向上します。さらに、新開発の電子制御システムは、車両の安定性を高め、より直感的なコーナリングとスムーズな停止を実現します。

 またコンセプトカーでは、ホイールリムに表示されるカラーコードでハート・オブ・ジョイの動作が視覚化されます。加速時は緑、回生ブレーキ作動時は青、機械式ブレーキ作動時はオレンジで表示されます。

 BMWの未来の車両には、4つの高性能コンピューターが搭載される予定であり、ハート・オブ・ジョイはその一部として統合されます。他の3つのコンピューターは、自動運転、インフォテインメント、快適機能をそれぞれ担当します。この完全統合システムにより、ノイエ・クラッセはさらに高度な走行体験を提供することが可能となります。

 なお、BMWヴィジョン・ドライビング・エクスペリエンスは、2025年4月の「上海モーターショー」で正式にワールドプレミアを迎える予定です。

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