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スズキが「新しいコンパクトSUV」を日本初公開! 2025年度中に日本へ上陸!? 同社初の量産BEV「eビターラ」ってどんなクルマ?

電動コンパクトSUV「eビターラ」の実車を日本初公開

 スズキは2025年2月20日、2025〜2030年度の新中期経営計画を発表しました。その発表会場に展示されていたのがコンパクトSUVの「eビターラ(e VITARA)」。2025年度中に日本への導入が予定されている同社初の量産BEV(電気自動車)です。

スズキ新型「eビターラ」
スズキ新型「eビターラ」

 今回が日本初公開となった「eビターラ」は、2025年春からインドにあるスズキのグジャラート工場での量産がスタート予定。2025年度中には日本市場へ投入される計画が進んでいるといいます。

「eビターラ」はEmotional Versatile Cruiserというコンセプトの下、先進感と力強さを併せ持ったデザインを始め、キビキビとシャープな走りを実現するBEVパワートレイン、悪路での走破性のみならずよりパワフルな走りを提供する電動4WD“ALLGRIP-e”、BEV専用に新しく開発されたプラットフォーム“HEARTECT-e”などの次世代技術を投入しています。

 今回、会場に展示されていたのは左ハンドルの欧州仕様で、ボディサイズは全長4275mm、全幅1800mm、全高1635mm、ホイールベース2700mm。同じインド製の「フロンクス」(全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mm、ホイールベース2520mm)と比べると、ひと回り大きいことが分かります。

 また、180mmのロードクリアランスを確保しているため、雪道やちょっとした悪路などは難なく走破できそうです。

 デザインは、High-Tech&Adventureがテーマ。エクステリアは、BEVらしい先進的な雰囲気とSUVらしい力強さを兼備しており、大径タイヤとロングホイールベースがルックス上の特徴となっています。

 対するインテリアは、先進装備であるインテグレーテッドディスプレイを軸に、タフな印象を与えるパネル類&センターコンソールデザインを採用。運転中もドライバーが各種操作をおこないやすいよう、操作系のレイアウトも工夫されています。

 また、今回展示されていた車両は、インテリアの随所にブラウンのアクセントがあしらわれており、非常におしゃれな雰囲気に仕上がっていたのが印象的でした。

●BEVのために開発されたパワートレインとプラットフォーム

 スズキ初の量産BEVである「eビターラ」は、当然のように新開発のパワートレインとプラットフォームを採用しています。

 パワートレインには、モーターとインバーターを一体化した高効率のeAxle、安心・安全を追求したリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用。BEVの特徴である発進時のキビキビとした加速と、シャープな加速を実現しています。

 気になるスペックは、バッテリー容量が49kWh仕様(2WDのみ)と61kWh仕様(2WDのほかに4WDも用意)の2タイプを設定。49kWh仕様は最高出力106kW、最大トルク189Nm、61kWh仕様の2WDは最高出力128kW、最大トルク189Nm、同4WDの最高出力はフロント128kW、リア48kWの合計135kW、最大トルクが300Nmとなっています。

 スズキの強みである4WD技術を応用し、独立したふたつのeAxleを前後にレイアウトした電動4WD“ALLGRIP-e”は、パワフルな走りだけではなく、レスポンスに優れた緻密なコントロールも実現。片側のタイヤが浮くような路面でも空転したタイヤにブレーキをかけ、反対側のタイヤに駆動トルクを配分することで悪路からスムーズに脱出できる「Trail」モードも備えています。

 プラットフォームはBEV専用に新たに開発された“HEARTECT-e”で、軽量な構造、高電圧保護、ショートオーバーハングによる広い室内空間が特徴。また、フロア下のメンバーを廃止することで、バッテリー容量の最大化も実現しています。

* * *

 当日、新中期経営計画をアナウンスした鈴木俊宏社長は、新たなコーポレートスローガンである「By Your Side」を発表。今後スズキは、生活に密着したインフラモビリティになることを目指したいと話しました。

 さらに、2031年3月期には販売台数台数で420万台、営業利益目標で7000億円を目指すとしています。併せて、2030年までに6モデルのBEVを市場へ投入予定としましたが、その皮切りとなるのが、今回の「eビターラ」となりそうです。

Gallery 【画像】「えっ!…」これが2025年度中に日本へ上陸するスズキ新型「eビターラ」です(30枚以上)
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