「人気の『X1』はフツーすぎる」って人に! BMWのクーペSUV「X2」は流麗なルックスも“らしさ”満点の走りもキャビンの使い勝手も上出来です
サイズ、デザイン、実用性の高バランスの現行「X2」
気づけばBMWは“フルラインSUVブランド”となっていました。

正統派の4ドアセダンは、「3シリーズ」、「5シリーズ」、「7シリーズ」の3モデルしかないのに対し、BMWがSAV(スポーティ・アクティビティ・ビークル)やSAC(スポーティ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶSUVは、「X1」に始まり、「X2」、「X3」、「X4」、「X5」、「X6」、「X7」、そして、プラグインハイブリッド専用の“Mモデル”である「XM」や電気自動車専用モデルの「iX」まで、全9車種を設定しています。
世界的なSUVトレンドを受けてニーズが高まっているため当然といえば当然ですが、いつの間にかBMWはSUV中心のラインナップとなっていますのです。こうした動きは、メルセデス・ベンツやアウディなどでも見られるものですけどね。
本記事でフォーカスする「X2」は、BMWが展開する多彩なSUV(のラインナップ中、最もコンパクトな「X1」のクーペバージョンです。
現行モデルは、「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開された後、2024年春に日本に上陸した2世代目。基本的なメカニズムを「X1」と共用し、エクステリアは全長を伸ばしてルーフを低くし、さらにルーフ後半からリアウインドウにかけて傾斜を強めることで、軽快かつ伸びやかなスタイリングとしています。
数あるBMWのSUVの中でも、「X2」はかなりおすすめの1台です。その理由として、3つのポイントを挙げられます。
ひとつ目の理由は、ボディサイズとデザイン、そして実用性のバランスのよさ。
「X2」のボディサイズは、全長4555〜4565mm、全幅1845mm、全高1565〜1575mmと小さめです。これは日本車のトヨタ「ハリアー」や「RAV4」より小さく、マツダ「CX-5」とほぼ同じサイズ。そのため、日本の街中でもとても扱いやすいのです。
加えて、BMWが展開する“クーペSUV”の末っ子ながら、キャビンスペースにも不満はなし。リアシートは乗員のヒザ回りや頭上空間に十分なゆとりがあり、大人でも窮屈に感じることなく移動できます。
またラゲッジスペースは、リアシートの背もたれを倒さずに最大560リットルという大容量を確保。これはベースモデルである「X1」の500リットルを上まわる広さです。
確かに、リアシート頭上空間のゆとりは、キャビン形状が箱型の「X1」にはかないませんが、ルーフやリアウインドウをなだらかに傾斜させた流麗なフォルムでありながら、「X2」はリアシートの頭上空間が極端にタイトにはなっていません。
またラゲッジスペースも、フロア面の奥行きを約90cm確保するなど、優れた実用性を実現しています。カッコいいのに使い勝手もいい。「X2」はそんなバランスのよさが光るモデルです。
「X2」を推すふたつ目の理由、それは好みに応じてパワートレインを選べることです。

「X1」にあるディーゼルエンジンは選べませんが、ガソリンエンジンは「xDrive 20i」と高性能版の「M35i xDrive」から選べ、さらに電気自動車バージョンの「iX2」もラインナップされています。
売れ筋となるであろう「xDrive 20i」は、ベーシックな2リッターのガソリンターボエンジンを搭載。最高出力は204ps、最大トルクは300Nmと、性能的に見るとちょっとしたスポーツカーも顔負けのレベルです。
高性能バージョンの「M35i xDrive」は、同じ2リッターのガソリンターボエンジンから、最高出力317ps、最大トルク400Nmを発生します。これは、国産スポーツカーの雄であるホンダ「シビック タイプR」に匹敵するスペックです。
「xDrive 20i」と「M35i xDrive」の乗り味を比較すると、前者は街乗りでの実用性を重視した味つけで、低中回転域でのトルクが厚い印象。それに対して後者は、回転上昇時に力が盛り上がる感覚やトップエンドでの炸裂感といったダイナミックさを味わえるセッティングで、同じ2リッターのガソリンターボでもこれほど印象が異なるのかと驚かされます。
その上で、電気自動車バージョンの「iX2」がラインナップされているのも見逃せません。その走りのなめらかさや快適性は、エンジン車とは全く異なる次元にあります。
このように、同じモデル内に多彩なパワートレインの選択肢が用意されているのは、チョイスする側としてはうれしいポイントといえるでしょう。
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