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第4世代に進化した新型「1シリーズ」はBMWらしさが“完全復活”!? 「だって“FF”でしょ…」というネガを振り払ったワケとは

「駆けぬける歓び」を生む絶妙な誘いかけ

 ボディ剛性については、ボクだけじゃなく最新モデルを試乗する際に多くの皆さんも感じているはずです。ただ、具体的にどこがどうだからそうなのかまでは分からないかもしれません。でも、間違いなく「何かいいんだよね」とは感じています。

 BMWは2025年2月にディーゼルモデル「120d」も新たに設定(写真はM135 xDrive)
BMWは2025年2月にディーゼルモデル「120d」も新たに設定(写真はM135 xDrive)

 例えば、荒れた路面を通過する際にサスペンションが衝撃を吸収してもブルッという振動がフロアに残ってしまう。フロア剛性が足りず、実はシートが微小に揺れていて乗り心地を損なってしまう。ザラついた路面でタイヤが振動を拾い、それがボディに伝わりゴーッというロードノイズが響いてしまう。

 などなど、ボディ剛性とかかわる影響は数え上げたらキリがないほどです。そんな“などなど”を、多くの皆さんは具体的ではなくても複合して感じ「何かいいんだよね」という印象を抱くことになるワケですね。

 BMWは、そんな“などなど”に徹底した対策をしながら開発を進めています。それが可能になっているのは、100年を超える歴史において技術的な資産が余すことなく受け継がれ開発のブレがなかったことが挙げられます。

 開発のブレのなさは、BMWのブランドとしての約束である“駆けぬける歓び”に他なりません。このあたりもまた、簡単なことではありません。開発の主導メンバーが変わると技術的な資産が途切れてしまうとか、開発の方向性に一貫性がないとかそんなメーカーの方がむしろ多いくらいです。

 さらに言えば、ボディ剛性の感じ方だけではありません。まさに、ブランドの約束となる「駆けぬける歓び」についてもBMWはどうすればドライバーに走りを楽しんでもらえるのかを熟知しています。

 言葉を変えれば、より積極的な走りをしたくなる誘いかけがお見事なんですね。その結果として、期待以上の刺激が得られる。この“以上”も絶妙で、もっとアクセルを踏み込んでみるとか、より素早くステアリングを切ってみるとかを試したくなる。ドライバー次第で、無限に続くような刺激に満たされる。だからこそ、楽しいんですね。

 あらまぁ、M135の試乗リポートまでには至りませんでした。これまでのいわば能書きには、分かりにくいことがあったかもしれません。次回は、M135の走りを叩き台にしてBMWの“ならでは”を明らかにします。ご期待くださいね。

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