80年代「RVブーム」の立役者! 令和に復活も期待される 三菱の“偉大な4WD車” 初代「パジェロ」 とは 【43年前の今日・登場】
アルゼンチン南部に棲む野生の猫「パジェロキャット」が車名の由来
いまから43年前の1982年4月22日発表、翌月の5月7日に発売されたのが、三菱の初代「パジェロ」です。

1981年に開催された第24回東京モーターショーに参考出品されたパジェロは評判を呼び、翌年に発売しました。
当時はオフロードの走破性や安全性から、4WDがレクリエーショナルビークル(RV)として注目されていました。三菱自工(当時)は4WD車の充実を図るため、当時すでに30年の歴史を持っていたジープ、1980年発売のフォルテ4WDに続き、登場させたのがこの初代パジェロとなります。
車名の由来は、アルゼンチン南部に棲む野生の猫「パジェロキャット」から命名したといわれています。
多目的4WD車として悪路走破性と信頼性をもたせたのはもちろん、乗用車ユーザーにも受け入れられるスタイリッシュなデザインや乗用車なみの快適性・操作性を狙いとしていました。
初代パジェロはメタルトップ車とキャンバストップ車を用意。ショートオーバーハングに乗用車的な曲面構成のボディを採用、安定性の良いスタイルとしていたのが特徴です。
また4WD車としては日本初となるディーゼルターボを用意。当時ギャランに搭載していた95ps/18.5kgmを発生する「アストロン80」エンジンを搭載、60km/hの燃費は17.0km/Lと、高出力・低燃費を実現していました。
当初は3ドアのみの発売でしたが、1983年には5ドアロングボディも設定。
後のパリダカでの活躍もあり、80年代から90年代まで続いた空前のRVブーム、クロカンブームを牽引していったのはこの初代パジェロでした。
当時の車両価格(東京)は、メタルトップが146万4000円(2000ガソリンDX)から189万円(2300ディーゼルターボ)、キャンバストップが135万6000円(2000ガソリンDX)から169万5000円(2300ディーゼルターボ)でした。
1991年にはフルモデルチェンジ、パジェロは2代目に進化します。パジェロは2021年の生産終了までに4世代、累計325万台が生産され、170カ国以上に輸出、世界のファンに親しまれました。
また世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーにも初代発売の翌年1983年から参戦、1985年に日本車初の総合優勝を果たしました。その後2009年までに26回参戦、7大会連続を含む12回の総合優勝を果たしています。
※ ※ ※
2023年11月、日本の自動車史に優れた足跡を残した名車として、初代パジェロが日本自動車殿堂の2023年度歴史遺産車に選定されました。
VAGUEからのオススメ
前作大ヒットのスリクソンアイアンがさらに進化! 「ZXi」シリーズはアマチュアの武器になる【PR】