フレームまで新設計の意欲作! 日本初披露となったヤマハ「YZF-R9」の魅力とは? なぜ「新しいスーパースポーツ」に期待が高まるのか?
定評ある3気筒エンジンと新設計フレームを融合
「モーターサイクルショー2025」で日本初公開となったヤマハの新しいスーパースポーツバイク「YZF-R9」。ヤマハファンだけでなく多くのバイク好きからも熱い注目を集めていました。

「YZF」シリーズは、1000ccの4気筒エンジンを搭載する「YZF-R1」をフラッグシップとするヤマハ製スーパースポーツバイクの代名詞的存在。そこに新たに加わった「YZF-R9」は、「MT-09」や「XSR900」に搭載される3気筒エンジンを採用しているのが特徴です。
バイクやクルマ、自転車などの乗り物ネタを継続的に取材・執筆しているライターの増谷茂樹さんは、このバイクの魅力を次のように話します。
「フルカウルのデザインや、低い位置にセットされたセパレートハンドルは、まさにスーパースポーツらしく、『YZF』シリーズに共通するもの。大きめのウイングレットも装備されていて、イマドキのレーシングマシンのような雰囲気です」
「YZF-R9」に搭載される3気筒エンジンは“CP3”(クロスプレーン・コンセプトの3気筒)と呼ばれ、トルクフルで加速力に定評のあるユニット。スーパースポーツバイクらしく走りへの期待が高まります。
「もうひとつ注目したいのは、ヤマハの歴代スーパースポーツバイクの中で最軽量といわれる新設計のフレームです。現行の『MT-09』と『XSR900』のフレームは共通で、これも高評価を獲得しているのですが、『YZF-R9』のフレームはさらに軽量化されているようです」
フルカウルをまとっているだけでなく、フレームまで新設計としてきた辺りに、ヤマハがこのモデルに力を注いでいることがうかがえます。
4気筒に比べてコンパクトな3気筒エンジンと軽量なフレームの組み合わせは、サーキットはもちろんのことストリートでの運動性能にも期待が持てそうです。
●充実した電子制御で幅広いライダーが楽しめる
「YZF-R9」の足回りは、前後ともにKYB製の新サスペンションを採用。フロントの倒立フォークは左右に伸び側と圧側の減衰力を振り分けたタイプで、リアショックはフルアジャスタブルとなっています。
フロントブレーキのキャリパーはブレンボのラジアルタイプを採用。マスターシリンダーは「YZF-R7」で初採用され、話題となったブレンボ製のラジアルポンプが装着されています。
電子制御が充実しているのもイマドキのスーパースポーツバイクらしいポイント。トラクションコントロールやウイリーコントロール機能はもちろんのこと、すべりやすい路面でのシフトダウン時にリアがロックするのを防ぐバックスリップレギュレーターも採用されています。
さらに、サーキット走行時にラップタイム計測や走行データを可視化できるアプリ「Y-TRAC」と連携可能な点も、現代のスーパースポーツらしいところでしょう。
“原付二種”の「YZF-R125」から、「R15」、「R25」、「R3」、「R7」、「R6」、「R1」と、ヤマハはスーパースポーツバイクのラインナップが充実しているメーカー。新たに「YZF-R9」が加わることで、その世界観はさらに広がりそうです。
「YZF-R9」はトップモデルである「YZF-R1」に次ぐ排気量のモデルですが、シート位置が低く、フレーム形状も絞り込まれているため、足つき性はよさそう。公道でも楽しめるスーパースポーツバイクとして、多くのライダーから大きな期待を集めることでしょう。[i]13_20250512_YZFR9.jpg,ヤマハ「YZF-R9」
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