鮮やかなブルー外装がカッコいい! 半世紀前に時速200キロ超えの“世界最速マシン”が米国オークションで高値で落札 カワサキ「750SSマッハIV H2」ってどんなバイク?
北米オークションに姿を現した改装H2
2025年5月6日、アメリカのオンラインオークションで落札されたのがカワサキ「H2マッハIV」です。

1970年代に世界最速の名を轟かせたこの3気筒マシンは、大排気量2ストロークエンジンの咆哮を今に伝えるほど良好な状態で見つかりましたが、その具体的なコンディションや装備はどのようなものだったのでしょうか。
カワサキは世界最速の座を守るため1968年に500SSマッハIII(H1)を投入し軽量車体と60PSの2ストローク・トリプルで話題をさらいました。
しかし、翌年ホンダCB750フォアが登場し王座は移ります。奪還を託されたのが1972年デビューの750SSマッハIV(H2)でした。
排気量を748ccへ拡大し71PSを発生、ゼロヨン12秒・最高速度203km/hを公称し再び最速を掲げます。ピーキーさを残しつつもトルクが増した扱いやすさで評価を高め、H2の名は2015年のニンジャH2へ継承されました。
H2は1972年から1974年まで生産され、本車は中期に当たる1973年式です。外形寸法は全長2085mm×全幅850mm×全高1145mmで、ホイールベース1410mmです。
乾燥重量は192kg。空冷2ストピストンリードバルブ並列3気筒エンジンはボア71.0mm×ストローク63.0mm、圧縮比7.0、燃料供給にはミクニVM30キャブレターを採用します。変速機は5速リターンで、前輪にシングルディスク、後輪にドラムブレーキを装備します。
今回の個体はメタリックブルー外装にストライプを組み合わせ、塗装済みフロントフェンダー、ツーアップシート、リアグラブバー、デュアルミラーを備えています。
クローム仕上げの3対3エキゾーストはH2特有の迫力ある左右非対称レイアウトで、跳ね上げたサイレンサーがバンク角を稼ぎます。
前19インチ・後18インチのワイヤースポークホイールは2009年にダンロップタイヤ装着と後輪ハブ磨きを受け、ステンレススポークに換装されたとの記録があります。
サスペンションはテレスコピックフォークとプリロード調整式デュアルショックの組み合わせで、ブレーキは前ディスク1枚と後ドラムを維持します。
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