フェラーリ新型「アマルフィ」世界初公開 最高時速320キロの「ローマ」後継車ってどんなスーパーカー?
日常を楽しむフェラーリの新型ロードカー
またもフェラーリからニューモデルが誕生しました。その名を「アマルフィ」といいます。

アマルフィは実質的に「ローマ」の後継モデルに位置づけられています。
つまり、フェラーリのロードカーのなかではもっとも穏やかな性格で、走りだけでなく日々の暮らし=ライフスタイルも楽しむためのモデルです。
だからといってスポーティな走りができないわけではありません。フロントに搭載される排気量4.0リッターのV8ツインターボエンジンは、ローマより20ps増えて640psを発揮。最高速度こそ320km/hで変わりませんが、0−100km/h加速は3.4秒から3.3秒へ、0−200km/h加速は9.3秒から9.0秒へと確実に速くなっています。
こうした動力性能がもはや日常的に不必要なレベルにあることはいうまでもありません。
ただし、1950年にF1が発足した当時から現在にいたるまで、唯一参戦し続けている自動車メーカーのフェラーリにとって、新型車が旧型のパフォーマンスよりも劣っているというのは受け入れがたいことであるはず。したがって、こうした性能の向上は、ブランドとしてのプライドをかけて実現しているといってよさそうです。
また、フェラーリが誇るABS evoが搭載されたこともローマからの進化点といえます。
これは、ABSの制御に6軸センサーを用いて、特に滑りやすい状況で最大限の制動力を確保するのに役立つ技術です。
一般的なABSが上下、左右、前後の3方向に関する加速Gを検出してこれをブレーキ制御に役立てているのに対して、ABS evoに用いられる6軸センサーはこれらにくわえてピッチ、ロール、ヨーという3軸の回転モーメントを計測することにより、1本1本のタイヤの接地状態をより緻密に検出。この結果をブレーキ制御に役立てることで、1輪だけが浮き上がりかけているような状況にも適切に対処し、残る3輪で最大限の制動力を引き出そうとする点にABS evoの最大の特徴はあります。
なお、ABS evoが初めて投入されたモデルは「296GT/296GTS」で、その後は「プロサングエ」にも搭載され、さらなる進化が図られたといいます。
基本的なボディサイズは、全長が4mm長くなったことを除くとホイールベースを含めてローマとまったく同じ。車重はローマよりも2kgだけ軽くなって1470kg(乾燥重量)となりました。
このため、室内の広さも数値的にはローマをまるで変わらないそうですが、実際に運転席に腰掛けてみると、なんとなくローマよりも広々しているように感じられます。
デザイナーに取材したところ、センタートンネル上面の幅が少し狭くなると同時に、センタートンネルがダッシュボードに向けて迫り上がっていったローマに対し、アマルフィではそのまま水平に伸ばすことで乗員に与える圧迫感を減らし、広々とした印象を与えているとの回答を得ました。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】