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「レクサスらしい走り味」がさらなる高みへ! EV専用モデル「RZ」がハードウェアを大幅刷新!! “プレミアムブランドならではの電動SUV”は何が進化した?

操縦桿のようなステアリングを備える「RZ550e“Fスポーツ”」

 では、新型で最も注目の「RZ550e“Fスポーツ”」はどうでしょう?

レクサス新型「RZ550e“Fスポーツ”」
レクサス新型「RZ550e“Fスポーツ”」

 まずその外観は、前後に控えめなエアロパーツを装着し、20インチのエアロホイールを組み合わせることで他グレードと差別化されています。新色のニュートリノグレーは「RZ550e“Fスポーツ”」専用色となります。

 搭載される電気モーターは「RZ500e」と同じもので、前後とも最高出力は167kW(約227ps)ですが、制御の違いにより、システム最高出力は実に300kW(408ps)へ増強されています。0-100km/h加速タイムは4.4秒という俊足ぶりです。

 見どころはそれだけにはとどまりません。「RZ550e“Fスポーツ”」には新機軸の“ステア・バイ・ワイヤ”が搭載されているのです。これはステアリングシャフトを廃して、操作を電気信号に置き換えて操舵するもので、ギア比を自在に可変させられるほか、路面からの入力を遮断して快適な乗り味にも貢献します。

 室内を見ると、そこには円形のステアリングホイールの代わりに幅360mm、高さ197mmとコンパクトな操縦桿のようなステアリングが鎮座しています。その操舵角は左右200度で、ほぼ持ち替えることなくロック・トゥ・ロックまでの操作が可能です。

 運転席に座ると、この独特のステアリング形状、そしてそれがもたらすスッキリとした前方の景色が、とても新鮮。まるで全く新しい乗り物に触れるような感覚です。

 最初はとまどうかもしれませんが、交差点を1〜2か所も過ぎれば、慣れるのはすぐ。低速域ではギア比が速くなり、拳1〜2個分の操作で自在に向きが変わる一方、高速域ではギア比が遅くなり、リラックスした走行が可能になります。

 掌に伝わる手応えもよく、想像以上に自然に操作できるのですが、その後、普通のステアリングのクルマに乗り換えたら「こんなにステアリングを回さなきゃいけないのか」と感じてしまいました。

レクサス新型「RZ550e“Fスポーツ”」
レクサス新型「RZ550e“Fスポーツ”」

 ヨーロッパの道路では、特にラウンドアバウトで操舵量が減ったメリットを如実に感じ取れます。もちろん真骨頂はワインディングロードでの操作感。まるでレーシングカーのようなダイレクトな感覚を味わえるのです。

 特に爽快なのが「SPORT」モードでの走りです。アクセルの反応がよくなるだけでなく、“DIRECT4”の前後駆動力配分がリア寄りとなるのがポイント。

 従来も最大0〜100までの制御は可能でしたが、リアモーターの出力は80kWに過ぎませんでした。それが新型のリアモーターはフロントと同じ167kWとなるだけに、旋回時には拳ひとつ分の操舵で鋭くインをえぐり、そしてコーナー立ち上がりでは後ろから押し出されるような、実に小気味いい走りを堪能できるのです。

 このときの至極スムーズな、フラットな姿勢を保ったままの加速感を味わっていて思い出したのが、試乗におもむく前に体験したカタマランの、帆に受ける風の力によるすべるような走りでした。きっとレクサスは、これを体験して欲しかったのでしょう。「RZ」が当初から標榜している「The Natural」という走りの世界観を崩さず、一層の爽快感をプラスしたその走りの調律ぶりは見事というしかありません。

 あるいは、もっと刺激をという人のためには、これまた新機軸の“インタラクティブ マニュアル ドライブ”も備わります。その名のとおり、MT感覚の走りを楽しめるこの機能は、仮想8段ギアの変速と、エンジンさながらの回転上昇、そしてそのサウンドで楽しませてくれるもの。加速していくと“疑似”回転上昇に伴って、電気モーターとエンジンの音をミックスしたようなサウンドが鳴り響きます。

 そして“疑似”トップエンドに到達すると、回転上昇は頭打ちになって加速もゆるやかに。まさにシフトアップの合図です。このときパドルを引けば、軽い“疑似”シフトショックともに次の仮想段に切り替わり、再度、加速が始まります。

 ちなみに、8段のギア比は「RC F」から引用したもので、モーターから抽出した音と混ぜ合わせているのは「LF A」のV10エンジンだそうですよ。

Next軽さを活かして軽快な身のこなしを実現した前輪駆動
Gallery 【画像】「えっ!…」レクサスらしい走り味がさらなる高みへ! これがフルモデルチェンジ級に中身が激変した新型「RZ」です(30枚以上)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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