落札価格は約4億円! 世界にわずか27台あまりしか存在しないフェラーリ「F40」が米国オークション登場 超希少な“コンペティツィオーネ”仕様とは
フェラーリの名車「F40」を“モンスターマシン”へ変貌させた一台
米国のブロードアローオークションズが2025年3月に米国フロリダ州で開催した「アメリアオークション2025(コンクール・デレガンス)」に、1989年式フェラーリ「F40コンペティツィオーネ」を出品しました。

1987年にフェラーリ創業40周年を記念して登場した「F40」は、当時のロードカーとして世界最高峰の性能を誇ったモデルです。そのなかでもさらに希少な存在として知られるのが“コンペティツィオーネ”と呼ばれるモデル群で、今回出品された1989年式F40もその一台にあたります。
この個体は1990年代後半、英国マンチェスターに拠点を置くスペシャライズド・カーズによって、レース参戦を目的にコンペティツィオーネへと改造されました。F40 LMの開発で知られるミケロットのレーシングカーにインスパイアされた内容で、専用のエアロパーツや軽量ボディ、本格的なレース用インテリアなどが与えられています。
パワートレインには2.9リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、専用チューニングにより最高出力648馬力・最大トルク763Nmを発揮。これは478馬力・577NmのF40をはるかに超えるスペックであり、公道仕様の枠を完全に超えた、ピュアなサーキットマシンとして仕上げられています。組み合わされるトランスミッションは、フェラーリ伝統のゲート式5速MTです。
2000年には英国GT選手権に「SCSモータースポーツ」名義で参戦。その後は2002年から2025年にかけてひとりのオーナーのもとで大切に保管されてきたといいます。スペアエンジンブロックや交換用ノーズ、リアデッキ、3セットのスピードライン製レーシングホイールなど、充実した付属パーツも同時に提供されました。
F40のコンペティツィオーネ仕様は、主にプライベーターによってレース向けに改造されたもので、その数は世界でもわずか27台前後と推定されます。その希少性と保存状態の良さ、さらに実戦経験や付属品の充実度も評価され、今回の個体は231万2500ユーロ(日本円で約3億9775万円)で落札されました。
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