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「911」の魂が息づく官能的な4ドア! 最新のポルシェ「パナメーラ」で感じた圧倒的個性とは? “スポーツカーブランドのセダン”は何が違う?

絶対的なパワーはもちろん官能性能が素晴らしい

 スポーツカーらしさといえば、やはり気になるのはその走りでしょう。結論からいえば、さすがはポルシェ。期待を裏切るわけがありません。

ポルシェ「パナメーラ」
ポルシェ「パナメーラ」

 今回の試乗車は、シリーズで最もベーシックな「パナメーラ」ですが、、ハンドリングからして戦闘力の高さが際立っています。

 ステアリングを切った際の応答性は、とても巨体のセダンとは思えないような鋭さ。ドライバーの操作に応じて、サッと向きを変えていく辺りはさすがです。

 加えて、リアの追従性も素晴らしく、ひと回りもふた回りも小さくて軽いクルマをドライブしているような印象。大型セダンでありながらこの挙動を実現しているのは、さすがはポルシェといったところでしょう。

 さらにパワートレインも、「ベーシックなユニット」だなんて侮ってはいけません。何よりお伝えしたいのは、単にパワフル(ベーシックなユニットとはいえ353psもある)というだけでは終わらない、ということ。官能性が素晴らしいのです。

 具体的にいうと、エンジンレスポンスの鋭さや、パワーの盛り上がり方、さらにドライバーの気分を盛り上げる排気音の刺激などが絶妙。走らせているとリニアにパワーがわき出してくるので、ついついアクセルペダルを踏みたくなってしまいます。

 上位モデルと比べると絶対的な加速性能では劣るものの、逆にいうとその分、アクセルペダルを踏み込める時間は長くなります。魅惑的なパワーユニットを味わうために、あえてベーシックな「パナメーラ」選ぶのもアリではないでしょうか。それが、価格だけではない、“素の「パナメーラ」”の魅力だと思います。

* * *

 最新の「パナメーラ」に触れて感じたのは、雰囲気づくりの巧みさ。秀逸な演出によって“速く走らなくてもスポーツカーは楽しい”ということを改めて教えてくれた気がします。

「パナメーラ」というクルマは、ひと言で表現するならば“「911」のセダン版”。3代目となった今もその個性は不変です。

 人気が下火の中、セダンが生き残るためにはこれまでよりも強い個性が不可欠です。その点「パナメーラ」には、その最も大事な個性がしっかりと備わっているのです。

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