熟成と深化が進んだ今が狙い目!? BMW「3シリーズ誕生50周年記念特別限定車」と7世代の進化でわかる“世界的ベストセラー”の真価とは
4代目E46から現行G20型まで 受け継がれる「走りの哲学」
1997年に登場した4代目「3シリーズ(E46型)」以降も、3シリーズは新技術を取り入れながら進化を続けてきました。

4代目(BMW E46)
1997年登場の4代目E46。クーペ&ツーリング、クーペ&カブリオレで違ったデザインを有していて、よりそれぞれのラインナップのキャラクターが際立った世代となりました。全体的に先代よりも曲線を多用したデザインはBMW初のアメリカ人チーフデザイナー、クリス・バングルが手掛けたもので、空力性能の向上など、走行性能に寄与するものでもありました。
エンジンにはバルブトロニックと呼ばれる可変バルブシステムが採用されたほか、サスペンション部分にはアルミを多用し、バネ下重量の軽量化が図られるなどメカニズムもしっかりと進化。326万6885台を販売し歴代最多の販売台数となりました。

5代目(BMW E90)
2005年に登場した5代目E90型。ボディサイズが大きく拡大され、全長4520mm×全幅1815mm×全高1420mm、ホイールベースは2760mmとなり、後部座席の居住性が向上しました。しかし全幅が1815mmを超えたことで、機械式の駐車場に入らないという日本ユーザーの声が上がりました。
そんな声を受けて日本仕様ではドアハンドルを専用設計して全幅1800mmへとサイズダウンさせます。このフレキシブルな対応はBMWがどれだけ日本市場を大切にしているかを改めて思わせる出来事だったと言えるでしょう。バルブトロニックは全車に採用されたほか、直列6気筒モデルは車速に応じてギア比を変えるアクティブステアリングをオプション設定するなど、新世代のメカニズムやシステムが多く取り入れられました。

6代目(BMW F30)
2011年に登場したF30型。この世代では3シリーズの歴史上大きな変化がありました。それはクーペ&カブリオレを「4シリーズ」へと変更し、ラインナップの整理が行われたことです。もちろん、フルモデルチェンジで中身も進化しました。電動化も図られ、アクティブハイブリッドなどがラインナップに用意されましたが、大きく進化したのはトランスミッションです。8速ATが採用され、より効率的で低燃費かつシームレスな走行が可能となりました。
この8速ATは現行3シリーズを始め、他のBMWモデルにも採用されており、傑作トランスミッションと言えます。また海外仕様では1800mmを超える全幅も日本仕様は1800mmとなっていて、BMWが考える日本市場の重要度の高さが見えてくるモデルでした。

7代目(BMW G20)
2018年に登場した7代目G20型。ボディサイズの拡大を回避できず、ついに日本仕様も全幅1800mmを超える1820mmとなってしまいましたが、よりスポーティで洗練されたデザインとなりました。ボディサイズは拡大しながらも最大で55kgの車両重量の軽量化に成功し、音声操作が可能なBMWインテリジェントパーソナルアシスタントを採用するなど、走りとインフォテインメントの両面で大幅に進化しました。
運転支援システムも充実していて、高速道路での支援はもちろんのこと同じルートを正確にバックできる「リバースアシスタント」を備えたパーキングアシスタントなど、駐車をサポートする機能も搭載されています。
※ ※ ※
50年・7世代にわたり進化を遂げてきた3シリーズ。BMWの基幹モデルとしてのその歩みは、時代に必要な装備やメカニズムを絶えず先行して導入してきた歴史でもありました。その中でも50:50の前後重量バランスとFRという駆動方式にこだわり続けた、BMWの走りの哲学が現れたモデルでもあるのです。
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