最後の1台でついにオフライン! 日産R35型「GT-R」生産終了で18年の歴史に幕!! 日本が誇る「高性能スポーツカーの象徴」に次はあるのか?
サーキットや市販車開発の聖地でも活躍したR35型
R35型「GT-R」は、数々のサーキットおよびモータースポーツにおいて、輝かしい戦績を残してきたことでも知られています。

国内モータースポーツの最高峰であるSUPER GTでは、GT500クラスで5度、チャンピオンを獲得。GT300クラスでも3度の栄冠に輝いています。
また、2013年のブランパンGTシリーズPro-Amクラスでチャンピオンを獲得したほか、2015年のバサースト12時間レースでは総合優勝。スーパー耐久シリーズにおいても5度のタイトルを獲得しています。
ドイツ・ニュルブルクリンクでは当時の量産車世界最高峰タイムをマークするなど、市販車開発の聖地における活躍にも枚挙に暇がありません。
デビューイヤーの2007年には、やや湿った路面コンディションにもかかわらず、量産車としては当時の最速級タイムである7分38秒をマーク。
さらに翌2008年には、日本国内仕様のタイヤを装着した標準モデルのR35型「GT-R」で再びニュルに挑戦します。チーフテストドライバーを務めていた鈴木利男氏が記録したタイムは7分29秒。市販車として初めて7分半の壁を突破した瞬間でした。
さらに翌2009年にもタイムを更新し、7分26秒を記録。2012年10月にはそれを7分18秒にまで短縮しています。
ニュルへの挑戦はその後も続き、2013年11月には、日産自動車のエンジニアと精鋭ドライバー陣が特別な空力チューニングとサスペンションを搭載し、軽量化を施した「GT-R NISMO」で再び挑戦。ミハエル・クルム氏が7分8秒679というR35型史上最速タイムをマークしています。
R35型「GT-R」の生産終了に際し、日産自動車のCEO(最高経営責任者)であるイヴァン・エスピノーサ氏は、次のようにコメントしています。
「18年間の長きにわたり、R35型『GT-R』は自動車史に不朽の足跡を残しました。その輝かしい歴史は、私たちのチームと世界中のお客さまの情熱の証です。この特別なストーリーの一部を担ってくださった皆さまに感謝します。
『GT-R』ファンの皆さま、これは『GT-R』との永遠の別れではありません。『GT-R』は、いつか再び皆さまの元に戻ってくることを目指しています。
『GT-R』の名前には高い期待が寄せられており、真に特別なクルマにのみ与えられるものです。R35型はその基準をさらに高く引き上げました。
したがって、皆さまには辛抱強くお待ちいただくことをお願いしたいと思います。現時点で正確な計画は確定していませんが、『GT-R』は進化し、再び登場するでしょう」
* * *
今回、ラインオフされた最後の1台はミッドナイトパープルのボディカラーをまとった「プレミアムエディション Tスペック」で、日本のユーザーの下にデリバリーされる予定だといいます。
残念ながらR35型「GT-R」の生産は終了してしまいましたが、エスピノーサ氏のコメントにあるように、日産自動車では「GT-R」の名を次世代へ向けて再定義することに取り組んでいるといいます。
R35型で同社が得た知見は次世代「GT-R」の開発に不可欠なものであり、そのレガシーを進化させながら新たな基準を打ち立てることを目指すのだとか。次世代型がどのような「GT-R」となるのか? 今から期待が高まります。
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