日本じゃ買えない!? マツダ発「プレミアムSUV」のディテールとは? CX-80とは違う“ワイドボディ”がカッコいい3列シートSUV「CX-90」は何が魅力
豪州向けには右ハンドルの「CX-90」も存在するけれど……
「CX-90」のインテリアは、基本的な部分の多くが「CX-80」と共有されています。ラグジュアリーな空間が広がり、キャビンに3列シートを備える点も同様です。

しかし、シートレイアウトには違いがあります。
「CX-80」は、2列目席が左右でセパレートされた6人乗りのキャプテンシート仕様と、2列目席が3人乗りとなる7人乗りのベンチシート仕様が用意されています。いずれも3列目席は2名分となります。
一方の「CX-90」には、サードシートの3名乗車を可能とした8人乗り仕様も用意されます。この辺りは、ワイドボディ化の恩恵といるかもしれません。
「CX-90」のラゲッジスペース容量(VDA法による測定値)は、標準時は257リットルと「CX-80」と同等ですが、サードシートを格納した際はプラス42リットルの608リットル、セカンドシートまで格納した際はプラス54リットルの2025リットルまで拡大可能。つまり、小型スーツケース1個分のゆとりがあるわけです。
最後に、パワートレインについても触れておきましょう。
北米仕様の「CX-90」は、現状、日本のマツダ車では選べないマイルドマイブリッド仕様の3.3リッター直列6気筒ガソリンターボのみの設定。最高出力280ps仕様と340ps仕様の2種類が用意されます。組み合わされるトランスミッションは8速ATで、駆動方式は4WDのみとなっています。
一方、日本と同じ右ハンドル車となるオーストラリア仕様は、マイルドハイブリッド機構を備えた3.3リッター直列6気筒ガソリンターボと、3.3リッター直列6気筒クリーンディーゼルターボの2種類を用意。トランスミッションや駆動方式は北米仕様と同じで、マーケットニーズに合わせてパワーソースも差別化しています。
なお、日本向けの「CX-80」は、3.3リッター直列6気筒クリーンディーゼルターボのピュアエンジンとマイルドハイブリッド仕様、そして、2.5リッターの直列4気筒自然吸気ガソリンエンジンに高出力モーターを組み合わせたPHEVの3種類を用意。
駆動方式も、非ハイブリッドのクリーンディーゼル車では後輪駆動を選べるなど多彩な展開となっており、「CX-90」にはない“選ぶ楽しさ”を味わえます。
ちなみに、オーストラリア仕様「CX-90」には、日本向けの「CX-80」にはないマイルドハイブリッド仕様のガソリンターボが設定されているのが興味深いところ。日本向けと同じ右ハンドル車ということで、日本仕様への追加も期待したいところです。
* * *
このように、現状、日本じゃ買えない「CX-90」は、「CX-80」とは明確な差別化が図られています。なかでもルックスは「CX-80」と比べて迫力満点です。
オーストラリア市場には右ハンドルの「CX-90」も供給されていることから、「ぜひ日本市場にも導入を!」と期待したいところですが、ボディサイズの違いによる使い勝手を考えると難しそう。とはいえ、ラージ商品群の今後の展開には期待が膨らむばかりです。
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