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初代の“可愛さ”が令和に復活! 2万ユーロ以下で買えるコンパクトカー ルノー新型「トゥインゴ」まもなく欧州で販売開始 どんなクルマ?

100%ピュアEVとしてAセグメントの基準を再定義

 仏ルノーは2025年11月6日、4代目となるルノー新型「トゥインゴ」の詳細を発表しました。

 新型トゥインゴは2026年初頭に欧州市場で発売される予定です。

2026年初頭に欧州で発売予定のルノー新型「トゥインゴ」
2026年初頭に欧州で発売予定のルノー新型「トゥインゴ」

 トゥインゴは、1992年に初代が登場したAセグメント・コンパクトカーです。

 初代トゥインゴは、コンパクトカーに革命をもたらしました。明るく、カラフルで、自由にアレンジできるトゥインゴは、「自分のライフスタイルを発明しよう」というメッセージとともに、都市型コンパクトカーの新しい価値観を提示しました。

 当時は多くのメーカーが小型車を発売していましたが、現在、Aセグメントはヨーロッパ市場全体のわずか5%未満にまで縮小しているといいます。

 ただし、この縮小は需要の低下を意味するものではないといいます。実際には、ヨーロッパ各地のドライバーが、都市生活やセカンドカーとして使いやすい、手頃でコンパクトなクルマをいまも求めており、問題はそうしたニーズに応える車種が少なくなってしまったことにあります。

 厳しい環境規制やコストのバランスを取りながら競争力を維持することが難しく、多くのメーカーがこの市場から撤退してしまったのです。

 新世代のトゥインゴは、Aセグメントの常識を覆す存在です。開発や生産体制の見直し、ヨーロッパでの競争力ある製造基盤を活かしながら、モダンな電気自動車として高い価値を手頃な価格で提供することで、このカテゴリーの基準を再定義します。

 新型「トゥインゴ E-Tech エレクトリック」は、初代モデルのDNAを受け継ぎながら、現代的なスタイルに仕上げられています。

 ひと目でトゥインゴとわかるアイコニックなデザインを持ち、広々とした室内空間と柔軟なレイアウトを実現しました。5ドア仕様に加え、すべてのグレードで独立してスライド可能な2座のリアシートと、助手席の背もたれが前方に倒せる設計を採用。これまでの価格帯では実現が難しかった高い実用性と多用途性を備えています。

 バッテリーにはLFP(リン酸鉄リチウム)タイプを採用し、WLTP航続距離は最大263kmを実現。軽量で活発な60kWモーターと組み合わせ、都市部での運転に最適です。

 ワンペダル機能により渋滞の多い市街地でも快適に走行できるよう工夫されています。価格面でも魅力的で、発売時の価格は2万ユーロ未満に設定される予定です。上位グレードでも、手の届く価格帯に収まります。

 このモデルはスロベニアのノボ・メスト工場で生産されます。

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 ルノー・ブランドCEOのファブリス・カンボリーヴ氏は「2万ユーロ以下という価格で小型EVを提供しながら、ヨーロッパ生産や脱炭素への取り組み、そしてお客様への価値を犠牲にしないために、私たちは“トゥインゴ・スピリット”──つまり日常生活や遊び心、創意工夫をデザインの中心に据える精神──に立ち返りました。今回の新しい100%電気モデルは、まさにその原点を忠実に受け継ぎながら、未来へと大きく飛躍する存在です」とコメントしています。

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