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「50cc専用駐輪スペースには駐められるの?」 ホンダ新型「ディオ110ライト」11月に発売 「新原付」対応の新スクーターに対するネットでの反響とは

日常の移動をより軽快に 扱いやすさと安心感を追求した「Dio110 Lite」

 ホンダは2025年10月30日、「ジャパンモビリティショー2025」で、新型スクーター「Dio110 Lite(ディオ110ライト)」を初公開しました。

ジャパンモビリティショー2025ホンダブースで展示されたホンダ新型「ディオ110ライト」
ジャパンモビリティショー2025ホンダブースで展示されたホンダ新型「ディオ110ライト」

 Dio110 Liteは、ホンダの小型ATスクーター「Dio110」をベースに、新たな法規で定められた「新基準原付」に適合させたモデルです。

 排気量109ccながら最高出力を3.7kWに抑えることで、原付免許で運転できるよう設計されています。

 搭載されるエンジンは、空冷4ストロークOHC単気筒の「eSP(イーエスピー)」ユニット。最高出力5.0ps/5250rpm、最大トルク7.6Nm/4000rpmを発生し、滑らかな発進性能と静粛性を両立します。

 また、アイドリングストップ・システムを標準装備し、信号待ちなどの停止時に自動でエンジンを停止。電子制御式ACGスターターによって静かに再始動できるため、燃費と快適性を両立しています。

 そして、燃費性能は定地燃費値72.5km/L(30km/h定地走行時・1名乗車)を実現し、実走行に近いWMTCモードでも56.6km/Lと高水準。日常の移動手段として経済的な走行性能を備えています。

 足まわりには前後14インチの大径ホイールを採用し、市街地でも安定した乗り味を確保。

 くわえて、フロントには油圧式ディスクブレーキを装備し、前後輪を同時に制動できるホンダ独自の「コンビブレーキシステム」を採用することで、安心感のある制動性を実現したといいます。

 また、ベースモデルより15mm低い745mmのローシートを採用し、足つき性を大幅に向上。シート下には容量17Lのラゲッジボックスを設け、ヘルメットや日用品を収納可能としました。

 さらに、フロントインナーボックス、サイドスタンド、メインスタンドを標準装備し、日常ユースに必要な機能を網羅しています。

 外観は、軽快なボディラインに加えて、マフラーカバーやフロアステップに幾何学模様を施すことで上質感を演出。フロントカバーには新基準原付適合を示す専用ロゴを配置しています。

 カラーは「キャンディラスターレッド」「パールスノーフレークホワイト」「マットギャラクシーブラックメタリック」の3色展開で、価格は23万9800円に設定されています。

 なお、ブースの担当者は「スピードは控えめですが、街乗りには十分。見た目の違いはリアの“LITE”ステッカーくらいで、タンデムステップを省いた1人乗り仕様です」と話しています。

Next新基準原付に対する関心と混乱 SNSでは制度への疑問の声も
Gallery 【写真】「え…!」これが「新原付」のホンダ新型「ディオ110ライト」です(12枚)

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