「えっ…軽自動車なのに?」 三菱「デリカミニ」はなぜ高いグレードが売れる? クラスの常識を超えた走りも魅力的!“キャラ立ちした新型”の真価とは
一番高いグレードが最も売れる「デリカミニ」驚異の商品力
オーナーになった人たちは「軽自動車と思って買ってはいない」のでしょうね。何の話かといえば、先日、フルモデルチェンジした三菱の新しい「デリカミニ」のことです。
2025年9月に正式発表された新型は、「最上級グレードは約300万円!? 軽自動車も高くなったなぁ……」なんて話題になったモデルですが、ふたを開けてみたらビックリ。発売前の事前予約台数は、なんと1万台を超えたそうです。
しかも驚くのは、グレード別の予約台数。なんと消費税込(以下同)で290万7300円もする、最も高価な「Tプレミアム デリ丸。パッケージ」の4WDが全体の39%と、1番人気だというのです。
そして2番人気は、駆動方式が異なるだけの「Tプレミアム デリ丸。パッケージ」の2WDで全体の17%。こちらも274万100円ですから、「軽自動車ではありえない!」と感じる人も多いのではないでしょうか。
それにしても、乗り出し価格が300万円前後という最上級グレードが、受注台数の過半数を占めるなんて軽自動車としてはスゴすぎです。

ちなみに、新型「デリカミニ」のグレード名の頭に「T」がつくモデルはターボエンジン搭載車。一般的に、各モデルにおけるターボ車の比率は、軽自動車だと3割でも高いといいますが、新型「デリカミニ」は約6割を占めるという驚異的な数値をマークします。さらに、5割を超える4WD車比率も常識外れですね。
そして、興味深い販売データがもうひとつ。それは最上級グレードである「デリ丸。パッケージ」の選択率で、自然吸気エンジンを搭載する「Gプレミアム」とターボエンジンを搭載する「Tプレミアム」を合わせると、なんと約7割にも上るといいます。
「デリ丸。パッケージ」を選ぶと50万円以上高くなるのですが、それでも多くの人が選んでいるとは……重ね重ねスゴすぎですね。
気になる「デリ丸。パッケージ」の中身ですが、他グレードに対して追加されるのは12.3インチのセンターディスプレイを組み合わせたGoogle搭載のインフォテイメントシステムや、ビルトイン仕様のETC2.0ユニット、3Dマルチアラウンドモニター、デジタルルームミラー、前後ドライブレコーダーなど。
ナビが30万円、前後ドラレコが10万円、デジタルルームミラーとETC2.0が5万円ずつ……と見積もっていくと、確かにそれらをベースモデルに装着していった場合より、「デリ丸。パッケージ」の方が安くなります。
とはいえ、50万円オーバーのセットオプションを気軽に買える人々をたくさん集客できるなんて。「デリカミニ」の商品力の高さには改めて脱帽です。
おそらくオーナーになった多くの人々が、「デリカミニ」のことを「軽自動車と思って買ってはいない」のでしょう。
一般的な感覚だと、軽自動車は200万円を超えると高いと感じるものですが、新型「デリカミニ」はそうじゃない。多くの人が動力性能の高いターボ車を選び、4WD車を選び、一番上のグレードを選択しているのです。つまりコスパじゃなく“いいモノ”重視で選んでいるのです。
安いから軽自動車を買ったのではなく、新型「デリカミニ」のデザインやキャラクターを気に入って選んでいるということにほかなりません。まさに商品企画の勝利といえるでしょう。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】