“なんちゃってジープ”と思ったら大間違い!? 全長4.1mの末っ子「アベンジャー4×eハイブリッド」がオフロードで見せた「本気の走破力」とは
ジープの中で最も欧州色の強い「アベンジャー」とは
ジープブランドの中でも最もコンパクトなモデルである「アベンジャー」。日本ではこれまでBEV(電気自動車)モデルのみが展開されていましたが、このほどついに48Vマイルドハイブリッド仕様の「アベンジャー 4×e ハイブリッド」が上陸を果たしました。早速、オフロードコースで試乗したのですが、小さいボディサイズのくせにしっかりと、ジープの一員であることを示す優れた走破性を披露してくれたのでした。
ジープと聞くと多くの人は、「アメリカ生まれの力強いオフロードモデル」を連想するのではないでしょうか?
実際、2026年で85周年を迎えるジープブランドの起源は、アメリカ軍の要請によって開発された小型の4輪駆動車にあります。現在、世界的に人気のジャンルとなっているSUVの祖先は、このジープにあるといえるのです。
そういった歴史的経緯から、現在では「ラングラー」がジープブランドの系譜を受け継ぐ代表的な存在となっています。
しかしジープブランドは、いまやヨーロッパのオランダに本拠を構えるステランティスグループの一員。そう聞くと「アメリカらしい牙を抜かれたのでは?」と感じる人もいるかもしれません。
とはいえ、現行ラインナップは非常にアメリカナイズされたものとなっていて、ミッドサイズ以上のSUVをメインに構成されています。こういった車種構成やブランド戦略、そして何より、古くからの歴史と伝統が、ジープ=アメリカ車とのイメージを人々の脳裏に植えつけているのでしょう。

そんなジープの末っ子である「アベンジャー」は、同ブランドのモデルとして初めて、ヨーロッパを中心で開発されたモデル。そして、北米市場で唯一、販売されていないジープなのです。
そのボディサイズは、全長4120mm、全幅1775mm、全高1600mmとコンパクトで、昨今、ヨーロッパ市場で人気が高まっている“Bセグメント”SUVに属しています。
ヨーロッパ市場にフォーカスして開発されたというステランティスグループの狙いどおり、先行したBEVモデルは「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2023」を受賞するなど、彼の地で高く評価されています。
今回、新たに上陸したハイブリッド仕様は、「アベンジャー」が気になっていた日本のファンにとって待望のパワートレインといえます。
その中身はヨーロッパ色の強い内容となっています。プラットホームはフィアット「600(セイチェント)」やアルファ ロメオ「ジュニア」と同じもの。1.2リッター3気筒エンジンにマイルドハイブリッド機構を組み合せたパワートレインも同様です。
つまり「アベンジャー 4×e ハイブリッド」は、現在、ステランティスグループが展開している“Bセグメント”のモデルの中ではオーソドックスなメカで構成されているのです。
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