VAGUE(ヴァーグ)

ツーリングから“道なき道”のオフロードまで どんな路面だって快適にイケちゃう 万能な国内メーカー「ミドルADV」3選

続いてスズキとヤマハの人気ミドルADV

●スズキ「Vストローム800DE」

 続いて紹介するのは、スズキ「Vストローム800DE」です。

スズキ「Vストローム800DE」
スズキ「Vストローム800DE」

 このモデルは、スズキのスポーツアドベンチャーツアラーである「Vストローム」シリーズのなかで、特に未舗装路での走行性能を強化したモデルです。

 外観デザインは、往年の名車「DR-BIG」を彷彿とさせるクチバシ形状を最新の解釈で取り入れ、220mmの長いサスペンションストロークを強調するスタイルとなっています。

 こちらのモデルも新車での入手が可能であり、本格的な冒険を志向するライダーを対象としています。

 エンジンは新開発の775cc直列2気筒を搭載し、スズキクロスバランサーの採用により振動を抑制しながらコンパクトな設計を実現しています。

 最高出力は82ps、最大トルクは76Nmを発生し、270度クランクによる心地よい鼓動感と低回転域からの滑らかな出力特性が与えられています。

 また、電子制御面では「スズキインテリジェントライドシステム」を搭載しており、グラベル路専用のトラクションコントロールモードや、リアABSの解除機能などを備えています。

 くわえて、フロントには21インチのワイヤースポークホイールを装着し、不整地での安定性を高めた構成です。

 なお、価格は136万4000円に設定されています。

●ヤマハ「テネレ700」

 最後に紹介するのは、ヤマハ「テネレ700」です。

ヤマハ「テネレ700」
ヤマハ「テネレ700」

「テネレ」は世界で最も過酷なラリーの一つとされるダカールラリーに由来する名前であり、その系譜は1980年代から続いています。

 テネレ700の外観は加飾を排した実戦的なラリーマシンを想起させるスタイリングで、高い位置に配置された4灯式LEDヘッドランプが独特の表情を作っています。

 そして、搭載されるエンジンはクロスプレーンコンセプトに基づき開発された688cc直列2気筒の「CP2」ユニットです。

 このエンジンの最高出力は73ps、最大トルクは69Nmを発生し、ライダーの操作に対して忠実なトルクを発生するリニアな特性が持ち味となっています。

 さらに、2025年モデルからは電子制御スロットルを新たに採用し、2つのドライブモードやトラクションコントロールシステムが追加されました。

 くわえて、車体には高張力鋼管のダブルクレードルフレームを採用し、最低地上高は240mmと3車種のなかで最も高く、本格的なオフロード走行を前提とした設計です。

 また、メーターには6.3インチの縦型フルカラーディスプレイを採用しており、スマートフォンとの連携機能も備わっています。

 なお、価格は145万2000円で、こちらのモデルも新車での購入が可能です。

※ ※ ※

 今回取り上げた3車種は、いずれも並列2気筒エンジンを搭載しながら、それぞれに異なるキャラクターが与えられています。

 高速道路を用いた長距離移動から、道なき道へ踏み出す冒険まで、個々の目的に合わせて最適な一台を選ぶことが可能です。

 電子制御の進化や利便性の向上とともに各メーカーの最新技術が競われるこのカテゴリーは、今後の動向にも注目が集まりそうです。

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Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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