最大70万円値下げしたのに航続距離は746kmに伸びた!? 3年で別物に進化したトヨタ「bZ4X」は“クルマ屋の意地”を感じさせる走り味こそ真価
エンジン車オーナーも違和感なく乗れる!? 進化した「bZ4X」の乗り味とは
このように、メカニズムが大幅に進化し、商品力が一気に高まった最新型「bZ4X」ですが、従来モデルとの違いはデザインからもうかがえます。
フロントマスクには、現在、トヨタ車で広く採用されている“ハンマーヘッド”デザインを採用。ワイドで未来的な印象が強調されたルックスへと変貌を遂げています。
実際にステアリングを握ってみると、各種操作系からドライバーが得られる情報量が、従来モデルよりも増えたように感じます。
BEVの中には、アクセル操作に対していたずらに鋭く反応したり、ステアリングインフォメーションが薄かったりするモデルがあります。その点、最新型「bZ4X」は、従来モデル以上にアクセル操作に対して素直にトルクがわき上がるほか、ステアリングもしっかりとインフォメーションがあり、クルマとの対話がしやすい走り味となっていました。
また、ありがたいなと感じたのが、パドルシフトで4段階にコントロールできる回生ブレーキ。今回の改良で追加された同機能は、エンジンブレーキのように感覚の好みに合った減速度に調整できるため、エンジン車やハイブリッド車に長年乗っている人にとっても、違和感なく走ることができます。

気になったのは、重い走行用バッテリーを搭載するBEVならではのネガをまだ完全には解消しきれていない点。これは他の多くのBEVにも共通する課題ですが、路面コンディションによっては若干、微振動が生じるほか、高速域では振動の収束がやや遅いかな、と気になることがありました。
とはいえ、乗り心地を含めたコンフォート性能はライバルと比べても高い方で、ほとんどの人にとっては満足できるレベルにあると思います。
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BEVとしての機能や性能、そして、コストパフォーマンスが大幅にアップした最新型「bZ4X」。実際に乗ってみると、長年クルマをつくり続けてきた“クルマ屋”が手がけたBEVらしく、クルマと対話しやすい乗り味へと進化していることを実感しました。
積極的にBEVを選びたいという人も、エンジン車やハイブリッド車からの乗り換えを検討している人も、どちらも受け入れやすいモデルになったといえるでしょう。
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