マニュアルで操るのはバイクの醍醐味! でも疲れたら「クラッチ操作不要」なのは“逃げ”じゃないよね 最新技術で良いトコ取りができる「スポーツバイク」3選
クラッチ操作から解放される次世代のスポーツモデル
近年、二輪車市場において、手動でのクラッチ操作を必要としない新しいトランスミッション技術が普及し始めています。
これらのシステムは、発進や停止、変速時のクラッチレバー操作を自動化することで、ライダーの疲労を軽減する機能を持っています。
さらに、電子制御と組み合わせることで、スポーツ走行時の滑らかなシフトチェンジを実現し、走行性能の向上にも寄与しています。
今回は、最新のテクノロジーを搭載し、クラッチ操作不要で新車購入が可能なスポーツバイクを3車種取り上げます。
●ホンダ「CBR650R E-Clutch」
はじめに、ホンダの「CBR650R E-Clutch」を取り上げます。

CBR650Rは、市街地での利便性とスポーティーな走行性能を両立したミドルクラスのスーパースポーツモデルとして、広く支持されてきた系譜を持ちます。
外観デザインは、フロントからテールまでシャープに跳ね上がるようなカウル形状を採用し、コンパクトかつスピード感のあるスタイリングを形成しています。
搭載される排気量648ccの水冷直列4気筒エンジンは、最高出力95ps、最大トルク63Nmを発揮し、中回転域のトルクと高回転域までのスムーズな吹け上がりを両立する特性を持ちます。
また、機能面の特徴として、電子制御技術によりクラッチ操作を自動化する「ホンダ E-Clutch」を搭載しており、発進、変速、停止時にクラッチレバーを握る必要がありません。
さらに、ライダーが任意にクラッチレバーを操作して手動制御に切り替えることも可能で、システムのオンとオフを選択する機能も備わっています。
車体サイズは全長2120mm×全幅750mm×全高1145mmで、車両重量は211kg、シート高は810mmに設定されています。
なお、価格は、標準モデルのCBR650Rは110万円、CBR650R E-Clutchは118万8000円です。
●ヤマハ「MT-09 Y-AMT」
続いて紹介するのは、ヤマハの「MT-09」およびその自動変速仕様である「MT-09 Y-AMT」です。

MT-09は、俊敏なハンドリングと力強いトルクを特徴とする「MT」シリーズの中核を担うネイキッドモデルとして、独自の世界観を構築してきた系譜を持ちます。
外観は、小型のLEDヘッドランプを中心に機能部品を凝縮したフロントフェイスや、エッジを効かせた燃料タンク形状により、塊感のあるソリッドなデザインとなっています。
そして、エンジンは排気量888ccの水冷直列3気筒を搭載し、最高出力120ps、最大トルク93Nmを発生させることで、低速域からの力強い加速と高回転域への伸びやかなパワーを特徴としています。
また、電子制御としては、6軸IMUを活用したトラクションコントロールやスライドコントロールなどの支援システムを備えるほか、クラッチとシフト操作を自動化する「Y-AMT」搭載モデルがラインナップに追加されています。
また、走行モードを任意に選択できるYRC(ヤマハライドコントロール)や、5インチのTFTフルカラーディスプレイ、スマートフォンとの連携機能などを搭載しています。
車両重量は標準モデルで193kg、シート高は825mmに設定されています。
なお、価格は、標準モデルのMT-09が125万4000円、上級仕様のMT-09 SPが144万1000円です。
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