得意なシーンはオフロードだけじゃない! 高速ツーリングも林道も1台で完結!? 2026年注目の「アドベンチャーバイク」3選
高評価のV型エンジンを搭載するスズキ「SV-7 GX」
現在、世界的に人気が高まっているミドルクラスのアドベンチャーバイク。排気量は600〜800cc程度で、十分なパワーと扱いやすさを両立しているのが人気の理由となっています。「モーターサイクルショー2026」にも多くのモデルが出展され、注目を集めていましたが、その中から、日本国内でのツーリングに適したミドルクラスの3台をピックアップしてご紹介しましょう。
まずスズキは、クロスオーバーバイク「SV-7 GX」を「モーターサイクルショー2026」で実車展示。多くのライダーから熱い視線を集めていました。
搭載されているエンジンは645ccのV型2気筒。惜しくも先日、生産終了となった「SV650」で高評価を得てきたパワーユニットです。
個人的にも高く評価していたエンジンなので、新型車に受け継がれたのはうれしいニュース。トルク変動が少なく、扱いやすい割にV型らしい排気音を響かせてくれるのが魅力的です。
フレームは、剛性と柔軟性、軽量性を兼ね備えたスチール製のトレリスタイプ。シート高は795mmで足つき性と快適性を両立しており、ツーリング時の快適性を高めてくれそう。アップライトなライディングポジションと高速での快適性に優れるフェアリングも、ロングツーリングで恩恵を感じられることでしょう。
ホイール径は前後17インチで、オンロードをターゲットとしたモデル。双方向のクイックシフターやトラクションコントロールなど電子制御も充実しています。

国内での発売時期や価格はまだアナウンスされていませんが、買いやすい価格設定に期待したいところです。
●“Eクラッチ”を搭載してきたホンダ「XL750トランザルプ」
続いては、ホンダの「XL750トランザルプ」。クラッチを自動制御する“Eクラッチ(Honda E-Clutch)”が追加された2026年モデルが、「モーターサイクルショー2026」で実車展示されました。
フロント21インチ、リア18インチのホイールを採用し、「CB750ホーネット」と共通の水冷4ストロークDOHC4バルブ2気筒エンジンを搭載するというパッケージングは従来モデルのまま。オンロードもオフロードもこなす優れた走破性が支持されていますが、2026年モデルではアルミ製のスキッドプレートが新たに標準装備となりました。
発進時や停止時のクラッチ操作が不要な“Eクラッチ”は、左手操作が不要なので疲労を低減できるだけでなく、エンストのストレスからも解放。長距離ツーリングになればなるほどメリットが活きてくるので、アドベンチャーバイクとの相性もいいはずです。

電子制御スロットルと“Eクラッチ”は初めての組み合わせとなりますが、シフトダウン時にクラッチ制御とスロットル制御を協調しておこなってくれるので、シフトショックやリアタイヤのホッピングを低減することが可能になったとのこと。
筆者(増谷茂樹)としては、オフロードで“Eクラッチ”のメリットをどのように感じられるか興味深いところです。しかも、クラッチレバーは残されているので、必要と感じられるシーンではライダーが半クラッチなどの操作がおこなえるのも、この機構の美点でしょう。
国内発売は2026年4月23日で、価格(消費税込、以下同)は143万円。「モーターサイクルショー2026」に出展されていた車体にはパニアケースなどのオプションが装備されていましたが、このスタイルも素直に「カッコいい!」と感じさせるものでした。
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