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“乗れるうちに乗っておけ!?” 6速MT×400馬力オーバーで操る歓びを味わえる絶滅危惧種の「輸入スポーツカー」3選

400ps前後の心臓部×6速MTで操る歓びを味わえる3台

 ハイパワーエンジン×3ペダルMTの高性能スポーツカーは、日本車だけでなく輸入車においても絶滅危惧種になりつつあります。ポルシェですら、「911カレラ」シリーズでMTを残すのは「911カレラT」だけ。BMWもMモデルのほとんどが4WD+ATに移行し、ロータスは「エミーラ」を“最後の内燃機関モデル”と位置づけているほどです。

 裏を返せば、今、3ペダルMTで乗れるハイパワーモデルは、将来的に特別な存在になり得るということ。どこで本記事では、3台の“今、乗っておくべき理由”をチェックしていきます。

■ロータス「エミーラ」

 イギリスのスポーツカーの名門であるロータスの「エミーラ」は、ガソリンエンジンをミッドシップに搭載。ラインナップの中で最もピュアなドライビングを楽しめるモデルです。

 2025年に新たにラインナップに加わった「エミーラV6 SE」は6速MT車もしっかり用意され、最高出力405psを発生する3.5リッターV型6気筒スーパーチャージドエンジンを組み合わせています。

ロータス「エミーラ」
ロータス「エミーラ」

 MT自体もバージョンアップされているのが特徴で、より正確なギアチェンジを可能にする圧縮マウントをギアボックスに採用するなど、シフト操作の過程にもこだわっています。

■ポルシェ「911 カレラT」

 最初に紹介するのはポルシェ「911カレラT」です。

「911」はハイパフォーマンスモデルである「911GT3」系でも3ペダルMTを選択することができますが、最高出力394psを発生する「911カレラT」は、3ペダルMT専用のモデルとなっています。

 T=ツーリングを意味するネーミングやそうした構成から、絶対的な速さよりクルマとドライバーとの対話やドライビングの楽しさに重きを置いたモデルといえます。

 前期型である“992.1”の「911カレラT」は7速MTでしたが、最新モデルである“992.2”型は6速へとギア数が減っています。一見すると退化したように思えますが、実はこれにより、より正確にシフトチェンジできるようになったと歓迎する声が多く聞かれます。

ポルシェ「911 カレラT」
ポルシェ「911 カレラT」

 こうした点から考えても、「911カレラT」は絶対的なパフォーマンスよりも、充実したドライビング体験をドライバーに提供するモデルであることがうかがえます。

■BMW「M2」

 BMWは高性能FR車というイメージが強いブランドですが、ハイパフォーマンスの「Mモデル」は、近年、ハイパワー化に伴って各モデルの駆動方式が4WDとなり、トランスミッションも2ペダル式が採用されるケースが増えてきました。

 そんな中、現在のラインナップで唯一、純粋にFRレイアウトを採用し、3ペダルMTでピュアなドライビングを楽しめるのが「M2」です。

 MTは6速MTで、最高出力480psを発生する3リッター直列6気筒ターボエンジンの駆動力を後輪でのみ受け止めます。

BMW「M2」
BMW「M2」

“FR車のお手本”と評されることの多いBMWのラインナップの中でも、「M2」は完成度の高いFR車をMTで操る喜びを味わえる貴重な1台です。

* * *

 高性能なスポーツカーは、いまやATタイプのトランスミッションの方が速く走れるのはいうまでもありません。しかし、ドライバーが自らの手足で3つのペダルとシフトレバーを操り、エンジンの回転数と速度をシンクロさせる快感は、スペックシートには載っていない価値ともいえます。

 ハイパワーモデルでそれを味わえる選択肢が年々減っているからこそ、今回の3台は「今、乗っておくべきクルマ」のリストに入れておきたい存在です。

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