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列車の中で握りたてのお寿司が食べられる!? “手作り”感覚のおもてなしがうれしい 観光列車「べるもんた」とは

土曜は城端線、日曜は氷見線を走るJR西日本の観光列車

 富山県内を走るJR西日本の「べるもんた」は、2015年10月の北陸デスティネーションキャンペーンに合わせて運行を開始した、週末の土日に運行する観光列車です。

 本名は「ベル・モンターニュ・エ・メール」。フランス語で「美しい山と海」を意味するその名のとおり、富山が誇る山と海の絶景を1両編成のコンパクトな車体で巡ります。

 土曜日は山側に伸びる「城端(じょうはな)線」、日曜日は海沿いを走る「氷見(ひみ)線」と、曜日によって全く異なる表情のルートを走るのが大きな特徴です。

 そんなべるもんた、どんな特徴があるのでしょうか。

JR西日本の観光列車「べるもんた」
JR西日本の観光列車「べるもんた」

 今回、高岡駅13時8分発13時56分城端駅着の「べるもんた52号」を予約しました。

 指定券は530円、全席指定なのであらかじめ座席指定券を購入しておく必要があります。土曜日の城端線、日曜日の氷見線ともに、べるもんたは1日2往復しています。

 高崎駅のホームに停車していた車両は、深いモスグリーンにゴールドのラインが映える、シックでクラシカルな佇まいでした。1980年代に製造された懐かしの気動車、キハ40を改造して作られています。

 車内に乗り込むと、伝統工芸の温もりに満ちています。目を引くのは、座席の間仕切りなどに飾られた、南砺市が誇る職人技「井波彫刻(いなみちょうこく)」の木彫り欄間です。さらに、吊り革の持ち手部分には伝統的な「高岡銅器」をイメージした銅色の装飾が施されるなど、細部まで富山の文化が息づいています。

 天井には懐かしい扇風機がそのまま設置されているなど、キハ40のクラシカルな雰囲気と、伝統工芸を取り入れた車内がマッチしています。

 予約した指定席は進行方向左側、窓側を向いたカウンター席でした。4人がけのボックス席とカウンター席があり、ボックス席は進行方向、カウンター席は窓に向いて座ります。列車が高岡を出発し、しばらくすると窓外には砺波(となみ)平野の象徴である散居集落の美しい風景が広がり始めました。

 広大な水田の中に、屋敷林に囲まれた民家がぽつりぽつりと点在する日本屈指の原風景です。幅2.5mもあるゴールドの額縁風にデザインされた巨大な窓から眺めると、遮るもののない緑の絨毯と、その向こうにそびえる山並みが、まるで一枚の壮大な風景画のように目に飛び込んできます。

 その日は地元のガイドさんが乗車、窓から見える風景を解説してくれます。なんというか、垢抜けない手作り感が、べるもんたのひとつの魅力にも感じてきます。

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