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何もかもが新しい! 日本上陸をはたしたBMWの新型・電動SUV「iX3」に注目 アウトバーンを走ってわかった“乗り味”と新次元の“デジタル感覚”とは

アウトバーンを200km/hで疾走しても安定感が強い走り

 ついにBMW iX3が国内デビューを果たしました。

 それにしても航続距離が日本一の906kmって、超絶すごいですね(20インチ・タイヤ装着車の場合)。そんなiX3にドイツでひと足早く試乗してきたので、ここでは主に乗った印象をご紹介することにしましょう。

 試乗したのは2台のMスポーツ仕様。ただし、日本ではMスポーツは自動的にタイヤが21インチ・タイヤとなりますが、ドイツ本国では20インチも選べるようで、2台試乗したうちの1台は20インチ(グッドイヤー・イーグルF1アシンメトリコ6)、そしてもう1台は21インチ(ミシュラン・パイロットスポーツEV)を履いていました。

 また、いずれも電子制御式ダンパーを装着していませんでしたが、カタログを確認したところ、日本仕様はオプションでも電子制御式ダンパーを装備できないようなので、その意味でも、私たちが実際に購入できるスペックに近いように思います。

 乗り始めてすぐに感じたのは優れた静粛性。EVだから静かなのは当たり前と思われるかもしれませんが、モデルによってはモーター出力を制御するインバーターと呼ばれる部品が発する高周波ノイズやタイアの騒音、風切り音などが気になるケースもあります。でも、iX3はそういった騒音はまったくといっていいくらい気にならず、とても快適でした。

2026年7月22日に日本上陸をはたしたBMW新型「iX3」。国際試乗会の様子
2026年7月22日に日本上陸をはたしたBMW新型「iX3」。国際試乗会の様子

 乗り味は、ボディを水平な姿勢に保つ傾向が強い、いわゆるフラット感が強いタイプ。これは高速走行を得意とするドイツ車でよく見かける傾向ですが、おかげで速度無制限のアウトバーンを200km/hで疾走しても安定感が強く、ロングドライブでも疲れにくい乗り心地だと思いました。

 ただし、低速域の乗り心地は20インチと21インチでずいぶん違っていました。

 率直に申し上げて、21インチはタイヤ踏面の硬さが感じられ、少しだけですがゴツゴツ感が伝わってきます。それに比べると20インチはショックの吸収が巧みで滑らかな走り味が楽しめました。

 これにはタイヤ・サイズの違いに加えて、タイヤの銘柄も関係しているように思います。イーグルF1アシンメトリコ6はグッドイヤーの最新作ですが、その進化の歩幅はすさまじく、従来型のイーグルF1アシンメトリコよりもはるかに乗り心地がよくなっていることは、ホンダ・シビックe:HEV RSで確認済み。ライン装着のタイヤは銘柄指定できないのが原則ですが、それでもタイヤ・サイズだけでなく銘柄によっても乗り心地が左右されることがあるのは間違いなさそうです。

 BMWらしくハンドリングはレスポンスが良好で正確そのもの。ただし、だからといって過敏なわけではなく、扱い易さも兼ね備えている点が魅力的です。
 
 それはパワートレインも同様で、どこかのメーカーのようにEVだからといって首がのけぞるような加速感を演出したりせず、ドライバビリティを優先しながら必要に応じて大パワーも発揮するセッティングに仕上げられていて、実に好ましいと思いました。

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