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V8ツインターボ+ハイブリッドって本気すぎる! トヨタ「GR GT」が偽装なしでグッドウッドを激走! エンジンの咆哮と走りの衝撃とは

“誰が乗っても乗りやすい”を目指すレース仕様「GR GT3」

 一方の「GR GT3」は、「GR GT」と中核となる技術や考え方を共有しながら、FIA GT3規格に沿って開発されるレーシングカーです。

 GT3カテゴリーには、プロドライバーだけでなく、アマチュアのジェントルマンドライバーも参戦します。そのため「GR GT3」は、絶対的な速さだけでなく、さまざまな技量のドライバーが性能を引き出しやすいことも重視。“勝ちたい人に選ばれる、誰が乗っても乗りやすいクルマ”を目指して開発されています。

 さらにGRは、車両を販売するだけでなく、レースへ参戦するユーザーがモータースポーツを楽しめるよう、カスタマーサポート体制の構築も進めています。ロードカーの「GR GT」とレーシングカーの「GR GT3」を並行して開発することで、サーキットで得た知見を市販車へ還元し、市販車の技術をレーシングカーへ生かす循環をつくろうとしているのです。

 両車の開発の根底にあるのは、トヨタ「2000GT」やレクサス「LFA」といった伝説的なモデルから受け継がれた血統です。

 そこには、マスタードライバーであるモリゾウことトヨタ自動車の豊田章男会長による、スポーツカーづくりの技能と職人ワザを絶やさず、次世代へ継承していかなければならないという強い信念が込められています。

「GR GT」と「GR GT3」のクルマづくりは、日本の伝統儀式である“式年遷宮”の思想から着想を得たものとされています。神社の社殿を一定周期で建て替え、その技術や精神を次世代へ受け継ぐように、ベテランから若手へスポーツカー開発の技能を伝承することも、両車を開発する大きな目的となっています。

トヨタ「GR GT」と「GR GT3」
トヨタ「GR GT」と「GR GT3」

 開発ではドライビングシミュレーターを早い段階から活用する一方、富士スピードウェイやニュルブルクリンクといった世界各地のサーキットでも実車を走らせ、限界性能や耐久性を検証。「GR GT」については公道テストも実施し、日常での扱いやすさや安心感もつくり込まれています。

 今回のグッドウッドでの走行は、そうした開発の成果を世界のファンへ示す絶好の機会となりました。

 カモフラージュを外した「GR GT」と「GR GT3」が、迫力あるサウンドとダイナミックな走りを披露した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2026」。2027年ごろとされるロードカーの登場や、GT3マシンのレースデビューへの期待は高まるばかりです。

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