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V8ツインターボ+ハイブリッドって本気すぎる! トヨタ「GR GT」が偽装なしでグッドウッドを激走! エンジンの咆哮と走りの衝撃とは

20万人超が訪れたグッドウッドで偽装なしの「GR GT」が激走

 イギリス南部に位置するグッドウッド・ハウスの広大な敷地で、2026年7月9日から12日にかけて開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2026」。

 その舞台で大きな注目を集めたのが、トヨタ自動車のモータースポーツブランドであるGR(GAZOO Racing)が持ち込んだ2台の新型スポーツカーです。20万人以上のファンの前でカモフラージュなしでの走行を披露した「GR GT」およびレース仕様の「GR GT3」。果たして会場はどんな盛り上がりを見せたのでしょう?

「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2026」のテーマは“The Rivals–Epic Racing Duels(ライバルたち—壮絶なるレースの決闘)”。モータースポーツにおける激しい競い合いが、技術進化の原動力となってきた様子が称えられました。

 実は「GR GT」とそのレース仕様である「GR GT3」、1年前の同イベントにも登場。しかし当時の2台は、厳重なカモフラージュを施したボディをまとっていました。しかし今年は、いずれもプロトタイプ/開発車両ではあるものの、偽装を完全にはがした素のボディラインが“スーパーカー・パドック”で披露され、詰めかけたファンがディテールまで鑑賞できる状態でした。

 その後、急勾配とタイトなコーナーが続き、コース脇のバリアとの距離も近い屈指のテクニカルコース“ヒルクライム”にて、高速デモンストレーション走行を実施。欧州の地で初めて、偽装なしの状態で走る「GR GT」と「GR GT3」のスピードや迫力あるサウンド、正確なハンドリングで大勢のファンを魅了しました。

トヨタ「GR GT3」
トヨタ「GR GT3」

 このように、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2026」を沸かせた「GR GT」は、GRが“公道を走るレーシングカー”をコンセプトに開発を進めているフラッグシップスポーツカーです。

 その心臓部には、新開発の4リッターV型8気筒ツインターボエンジンと、1基のモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は650ps以上、最大トルクは850Nm以上を開発目標値としており、ロードカーでありながら、レーシングカーに迫る動力性能を目指しています。

 ただし「GR GT」が追求しているのは、単なるパワーや最高速度だけではありません。

 駆動方式には、限界領域でもドライバーが扱いやすいFRを採用。ドライサンプ方式のV8エンジンを低い位置に搭載し、トランスミッションを後方へ置くリアトランスアクスルレイアウトによって、重量物を車体中央の低い位置へ集めています。その上で、ドライバーの着座位置を極限まで下げてクルマとドライバーの重心を近づけることで、一体感のある操縦性を追求しています。

「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2026」のGR/レクサスブース
「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2026」のGR/レクサスブース

 車体には、トヨタ車初となるオールアルミニウム骨格を採用。ボディパネルにはカーボンや樹脂などを適材適所に使い、軽さと剛性を両立しています。

 エクステリアも、まず空力性能の理想像を定め、その後にデザインをつくり込むという通常とは逆のプロセスで開発。空力や冷却性能を優先しながら、低くワイドなプロポーションと流麗なボディを成立させています。今回、グッドウッドのヒルクライムで披露された安定した姿勢やフットワークは、そうした開発思想が垣間見えるものだったといえるでしょう。

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