低くスポーティになったのに室内も荷室も広がった! メルセデス・ベンツ新型「GLA」世界初公開!! より快適なコンパクトSUVへ進化できた秘密とは
最大657km走るBEVからハイブリッドまで! 低く広くなった新型「GLA」
2026年7月29日にドイツのメルセデス・ベンツAGが世界初公開した新型「GLA」は、都市部での扱いやすさとSUVらしい実用性を両立するコンパクトSUVです。
市場投入時には、まず3種類のBEV(電気自動車)モデルを設定。後輪駆動の「GLA200」は最高出力165kW(224ps)、「GLA250+」は同200kW(272ps)、前後にモーターを搭載した4輪駆動の「GLA350 4マチック」は同260kW(354ps)、最大トルク515Nmを発生します。
「GLA250+」の一充電走行距離はWLTPモードで最大657km。800Vシステムを採用し、最大320kWの急速充電に対応しており、10分間の充電でWLTPの航続距離最大270km分の電力を補えるとしています。
注目したいのは、リアモーターに2速のトランスミッションを組み合わせていること。1速は発進加速やけん引、2速は高速巡航時の効率アップにつなげています。
4WDの4マチック仕様では、4輪駆動を必要としない場面で前輪側のモーターを切り離し、前車軸で生じる損失を最大90%低減。回生ブレーキは最大200kWで、日常走行における減速の多くを、回生だけで処理できる設計としています。
そして2027年初頭には、1.5リッター直列4気筒ターボエンジンに48Vモーターと8速DCT(デュアルクラッチ式トランスミッション)を組み合わせたハイブリッド仕様も追加されます。

市街地では条件に応じてモーターだけで走行できるほか、必要な出力が22kW未満であれば、100km/hを超える速度域でも駆動系を切り離した電動コースティングが可能です。
そんな新型は、従来型より低く、長く見えるプロポーションへと変身。全高が20mm低くなった一方、ホイールベースは61mm延びています。また、リアのトレッドを広げ、張り出したショルダーにボディ外側へ寄せたホイールを組み合わせることで、低くワイドな印象も強めています。
なかでも、新しいプロポーションを印象づけるのがフロントまわりのデザイン。今回、公開されたBEVモデルでは、メルセデス・ベンツのコンパクトカーとして初めて新しい“アイコニックグリル”を採用しています。
上級モデルである「GLC」のBEVモデルにも採用されるそれは、クロームのフレームにスモークガラス調のパネルを組み合わせ、グリルには608個の発光ポイントを配置。オプションで158個のマイクロLEDとの組み合わせとなり、選択したサウンドに応じた光の演出も可能です。仕様によってグリルの外周やパネルが発光するほか、市場の法規に応じて中央のスリーポインテッドスターも点灯します。
一方、後から追加されるハイブリッド仕様には、クローム調の150個の“星”を配したフロントグリルを装着。ヘッドライトとリアコンビネーションランプにも星形の意匠が用いられ、新世代のメルセデス・ベンツに共通するライトシグネチャーが与えられています。
気になるボディサイズは、全長4565mm、全幅1873mm、全高1604mm、ホイールベース2790mm。直立したフロントマスクやSUVらしいホイールアーチを継承しつつ、プレスラインを減らしてボディパネルの面の張りを際立たせることで、力強さとスポーティさを両立しています。
空気抵抗係数はCd値0.27で、従来型より優れた空力性能を実現。BEV(電気自動車)で気になる航続距離の延伸だけでなく、風切り音の低減にも貢献するといいます。
しかし、新型「GLA」で最も注目すべきは、車高を低くしたにもかかわらず、キャビンのゆとりが広がっていることです。

ホイールベースの延長によって、前席の足元空間は7mm、後席のそれは38mm拡大。頭上空間も前席で23mm、後席で24mm増えています。低くスポーティなルックスとなっても、乗員の快適性を高めているのです。
荷室容量は、後席利用時で410リットルと従来型より70リットル拡大。40:20:40分割可倒式リアシートを倒すと最大1400リットルまでほぼフラットなラゲッジスペースが広がります。
またBEVモデルには、ボンネットフード下に107リットルの“フランク(フロントトランク)”も用意。機内持ち込みサイズのキャリーケースや大きめのスポーツバッグ、飲料ケースなどを収納でき、リアのラゲッジスペースと用途を分けて使えます。
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