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新型SUV「CX-5」は室内にも注目! マツダ初の「Googleビルトイン」搭載でどう変わった? パイオニアのナビアプリ「コッチ」を使って感じた“驚き”とは

純正ナビのような高い完成度

 実際に走り始めると、COCCHi for AutomotiveはAndroid Auto版とは別モノであることを実感しました。

 まず印象的だったのが、車両との一体感です。

 12.9インチ(または15.6インチ)の大型ディスプレイいっぱいに表示される地図は視認性が高く、情報量が豊富でありながら見づらさを感じません。

 画面操作も軽快で、目的地検索や地図の拡大・縮小もスムーズ。レスポンスは純正ナビそのもので、「アプリだから遅い」という印象はまったくありませんでした。

 Googleビルトイン上でネイティブアプリとして動作するメリットが、そのまま操作性にも表れているようです。

首都高速での分岐点案内。方面案内は実際の標識に準じたもので、周囲の風景もリアルに再現されている。Googleマップにはない機能だ
首都高速での分岐点案内。方面案内は実際の標識に準じたもので、周囲の風景もリアルに再現されている。Googleマップにはない機能だ

●パイオニアらしい”走りやすい”ルート案内

 COCCHi最大の魅力は、長年カロッツェリアブランドで培ってきたルート探索技術です。

 Googleマップは目的地まで最短時間で到着するルートを優先する傾向がありますが、COCCHiは単純な時間だけではなく、道路の走りやすさまで考慮します。

 細い生活道路を避け、幅員の広い道路を優先。さらに右左折の回数や、高速料金、燃料消費なども考慮した独自アルゴリズムでルートを導き出します。実際、市街地では住宅街へ入り込む場面が少なく、ストレスなく走行できました。

 また、高速道路では複雑なジャンクションでもレーン案内が非常に見やすく、分岐を迷うことはほとんどありませんでした。

 音声案内も秀逸です。「二つ目の信号を右です」「右折後は左車線を走行してください」といった実践的な案内は非常にわかりやすく、画面を見続けなくても安心して運転できます。初めて訪れる土地ほど、この違いは大きく感じられるでしょう。

●車載アプリならではの高精度測位

 今回の試乗でもっとも感心したのは、自車位置の安定性でした。

 COCCHi for Automotiveは車速センサーやジャイロセンサーなど車両側の情報を利用できるため、GPSだけに頼るスマートフォンアプリとは測位精度が明確に異なります。実際、首都高速・山手トンネルを経由するルートでも位置ズレはほとんどなく、トンネル内や高架下でも現在地表示は安定していました。

 Apple CarPlay版COCCHiでも十分実用的ですが、車載システムと直接連携するAutomotive版の精度は、一段高い完成度を感じさせます。

 さらに、スマートフォンを接続する必要がない点も大きなメリットです。

 乗車すればすぐにナビが起動し、ケーブル接続やスマートフォンのバッテリー残量を気にする必要もありません。こうした”いつでもすぐ使える安心感”は、従来の純正ナビに近い魅力と言えるでしょう。

Next今後に期待したいポイント
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会田肇
会田肇
モータージャーナリスト
1956年、茨城県生まれ。大学卒業後、自動車雑誌の編集部を経てフリーランスに転身。カーナビやカーAV分野を中心に取材・執筆活動をスタートし、現在はインフォテインメントシステム、ADAS(先進運転支援システム)、ITS(高度道路交通システム)など幅広いモビリティ分野を取材対象としている。また、趣味である旅行好きが高じてエアライン関連の取材・執筆も行う。日本自動車ジャーナリスト協会会員。

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